北近畿豊岡自動車道「八鹿日高道路」開通!神鍋高原・豊岡・城崎・出石観光がもっと便利に

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兵庫県北部に位置する豊岡市。豊かな自然に囲まれた豊岡市は、コウノトリに出会えるほか、関西随一の温泉郷がある町としても有名です。また、味覚を楽しませてくれる数々の絶品グルメにも出会え、カヌーやスキー、スノーボードといったレジャーも盛ん。そして2017年3月25日には北近畿豊岡自動車道「八鹿日高道路」が開通し、豊岡へのアクセスが便利になるため気軽に足を運ぶことができるようになります。今回は豊岡の魅力を一挙ご紹介。これを読んだら豊岡へ出かける準備を始めましょう!

コウノトリも暮らすまち、豊岡の魅力

兵庫県北部に位置する豊岡市。日本で最後まで野生のコウノトリが生息していた地として現在でもコウノトリに関する観光スポットが数多くあるほか、関西随一の温泉郷・城崎温泉や美味しいグルメなど、見所満載のまちです。まずは、そんな豊岡の魅力を大きく分けて3つご紹介していきます。

幸せを運ぶコウノトリに出会える

豊岡は、幸せを運ぶといわれているコウノトリに出会える場所です。主に人の手によって生きる場所を無くし、1971年に日本の空から姿を消してしまった野生のコウノトリですが、豊かな自然が残る豊岡ではコウノトリをもう一度日本の空へ帰そうと「野生復帰プロジェクト」が行われています。

コウノトリはヨーロッパでは、赤ちゃんを運ぶ鳥といわれています。また、ドイツでは春になるとアフリカからコウノトリが渡ってくるため、寒い冬が終わり春の訪れを知らせる鳥として親しまれてきました。渡って来たコウノトリが巣を作ると火災や雷に遭うことがないという言い伝えもあります。さらに、コウノトリは親鳥が愛情をたっぷり注ぎ雛を育てることで知られており、親子の愛情のシンボルとしても有名です。まさに、幸せを運ぶ鳥といえます。

豊岡にある「兵庫県立コウノトリの郷公園」では、長年コウノトリの保護・増殖に取り組んでおり、平成元年に飼育下での繁殖に成功。そして平成17年に放鳥が開始され、平成19年に野生下でヒナが生まれました。現在でも施設全体で90羽以上のコウノトリが飼育されており、訪れた人はコウノトリを間近に見ることができます。

またコウノトリの郷公園内にある豊岡市立コウノトリ文化館では、コウノトリの展示、解説、観察や野外での生きもの調査などが楽しめ人気です。人とコウノトリが共に暮らすまち・豊岡を訪れたなら外せないスポットのひとつでしょう!

関西随一の温泉街「城崎温泉」

コウノトリのまち・豊岡に足を運んだなら一度は訪れておくべき観光スポットが城崎温泉です。城崎温泉は、全国的に知られている兵庫の有馬温泉や和歌山の白浜温泉と並ぶ関西随一の温泉街として有名。城崎温泉を目当てに豊岡へ訪れる方もたくさんいます。

城崎温泉は平安時代から知られている温泉で、約1300年もの間多くの人を癒してきました。コウノトリが傷を癒していたことにより発見されたという伝説も残っており、古くからコウノトリに縁のある地だったことが分かります。

そんな城崎温泉では「外湯めぐり」を行うのが名物です。昔ながらの風情が今でも色濃く残っている温泉街には7つの外湯があり、浴衣を着て下駄を鳴らしながら街を歩き、1つ1つの温泉に入るというのが城崎温泉の楽しみ方。

木造3階建家屋が立ち並び、情緒溢れる大谿川沿いを柳並木と共に風に吹かれながら歩けば、城崎温泉の良さを肌で感じることができるでしょう。

カニだけじゃない!絶品グルメが盛りだくさん

豊岡のグルメといえば真っ先に頭に浮かぶのがカニですが、豊岡は海に面する港町である一方で緑あふれる自然豊かな町でもあります。

なので新鮮な海の幸はもちろん、豊かな自然に育まれた畜産物や農産物も豊岡の魅力です。

なかでも冬のカニや生きたままイカを調理する活イカ料理、和牛の王様との呼び声高い但馬牛、独特なスタイルが人気の出石皿そばなどは、豊岡を訪れたなら食べみて欲しい絶品グルメです。

八鹿日高道路の開通でアクセスが便利に

豊岡へ車でお出かけする場合大変便利な「北近畿豊岡自動車道」。2017年3月25日に、豊岡市日高町久斗から養父市八鹿町高柳を結ぶ新たな区間「八鹿日高道路」が開通します。

これによって豊岡へのアクセスが今までよりも楽になり、気軽に足を運ぶことができるようになります。ぜひ休日は、グルメ・温泉・観光を楽しみに豊岡へ足を運んでみては。

豊岡のフィールドで遊び尽くせ!アウトドアスポット

豊岡の魅力の一つは、自然のなかで楽しめるアクティビティが豊富にあることです。海水浴・キャンプ・スキー&スノーボード・パラグライダー・カヌーなど様々。ここからは思いっきり遊べる豊岡のアウトドアスポットをご紹介していきます。

神鍋高原

神鍋高原は、アウトドアスポーツが楽しめるスポットです。その歴史は古く、神鍋高原にあるスキー場のひとつは大正時代に開かれました。現在ではアップかんなべスキー場・奥神鍋スキー場・万場スキー場の3つがあります。

 

また神鍋高原は1年を通してアウトドアスポーツを楽しめるのが特徴。ウィンタースポーツ以外にもパラグライダーやゴルフ、テニスなどができます。さらに高原にはハイキングコースも整備されており、雪が降る前は山頂や滝を目指して山登りを楽しむ人も少なくありません。

パラグライダー

神鍋高原には4つのパラグライダースクールがあり、気軽に空中散歩を楽しめるのが魅力。半日体験コースや1日コース、ファミリープランなど、初心者の方、家族でパラグライダー体験をしてみたい方など様々なシチュエーションで利用することができます。

いざ挑戦してみると、高原からの風を受けて空へ飛び立つ瞬間はドキドキ・ワクワク。空を飛んでいる間は鳥になったような気分です。何度でもやりたくなってしまう面白さがあります。

スキー&スノーボード

やはり神鍋高原といえばスキー&スノーボードでしょう。毎年多くの人がウィンタースポーツを楽しみに神鍋高原へ足を運びます。

3つあるスキー場はそれぞれに特徴が異なり、「アップかんなべスキー場」はビギナーにも優しいワイドなコース幅が魅力。「奥神鍋スキー場」は山の山頂付近から滑り始めることができたり、雪上のバナナボートが楽しめたりします。そして「万場スキー場」は中級者・上級者も満足できる様々なコースが用意されているのが特徴です。

スキー場の中は子供たちが楽しく遊べるよう工夫されているので、家族で訪れるのにもぴったりとなっています。

円山川公苑

円山川公苑は、豊岡を流れる円山川の畔りに位置する総合アウトドア施設です。

北近畿で唯一の屋外スケートリンクが設置されているのが特徴。冬が終わるとインラインスケートコートに様変わりし、1年を通してスケーティングが楽しめます。

またその他にも50mプールで水泳ができたり、芝生広場でボール遊びができたり、カヌー・カヤックができたりと、円山川公苑の楽しみ方は様々。敷地内には美術館もあり、芸術の魅力にも触れることができます。

竹野浜海水浴場

日本海に面し、東西約800mに広がる遠浅の砂浜が特徴の竹野浜海水浴場。快水浴場百選をはじめ、日本の渚100選、日本の水浴場55選、日本の水浴場88選などに選ばれている日本を代表する海水浴場のひとつです。

竹野浜海水浴場の最大の魅力は水の透明度の高さ。平成27年の環境省海水浴場水質調査では最高ランクの「水質AA」認定を受けました。遠浅で水も綺麗なことから子供連れの海水浴客がたくさん訪れます。

海の家は今時の雰囲気ではなく、ゴザの座敷でゆっくりくつろげるような昔ながらの素朴なもの。さらに、竹野子ども体験村には、子供たちがかまどでお昼ご飯を作る昼食体験や綺麗な海水を使っての天然塩作り体験、竹野の貝殻で作ったジェルキャンドル作り体験、10歳からできるジオダイビングなど、アクティビティも満載です。

ジオカヌー

数あるアクティビティの中で誰でも気軽に行うことができ、親子での体験も可能なジオカヌーが人気です。陸上からは見られない景色を求めて海へ繰り出し、波の音、風の音、潮の香りを感じながら楽しむカヌーはまさに冒険!

特にジオカヌーが体験できる山陰海岸エリアは見所も豊富で飽きません。竹野浜海水浴場周辺では5つの事業所がそれぞれ面白い体験コースを準備しているので、ぜひ海水浴と一緒にお楽しみください。

湯の原温泉オートキャンプ場

渓谷や秋の紅葉がとても美しい「阿瀬渓谷」入り口に位置する、湯の原温泉オートキャンプ場。温泉施設の利用もできるとあって豊岡で大変人気のあるキャンプ場です。

温泉施設にある露天風呂からは阿瀬の美しい自然が一望でき、心からくつろげる穏やかな時間を過ごすことができるでしょう。場内にはそんな自然に囲まれ宿泊できるキャンプサイトとコテージが用意されています。

周辺には大小さまざまな48もの滝がある「阿瀬渓谷四十八滝」があり、自然を満喫できます。

神鍋高原キャンプ場

道の駅「神鍋高原」から徒歩5分の場所にある神鍋高原キャンプ場。実は道の駅「神鍋高原」には温浴施設があり、神鍋高原キャンプ場に宿泊した場合も気軽にお湯に浸かることができるといった魅力があります。

神鍋高原キャンプ場は松林の中にあるキャンプ場です。木々に囲まれ過ごす時間は普段の日常から解放してくれる特別なもの。リラックスした雰囲気の中でリフレッシュできること間違いありません。

また宿泊せずともデイキャンプとして昼間にキャンプを楽しむこともでき、日帰り利用でも自然の中でのんびりしたくなった時にはオススメです。

弁天浜海水浴場・キャンプ場

海キャンプが楽しめる弁天浜海水浴場・キャンプ場。海水浴とキャンプが一緒にできる立地にあり、子供連れの海水浴客に人気があります。突然ですが海キャンプの魅力はご存知でしょうか?

なんとなくキャンプといえば山というイメージを抱きがちですが、海キャンプは波の音を聞けるというところが最大の魅力。波の音には「1/fゆらぎ」というリラクゼーション効果のある法則音が含まれており、心を鎮めてくれます。

気分転換や息抜きで訪れるキャンプにはピッタリなので、ぜひ1度弁天浜海水浴場・キャンプ場で海キャンプを楽しんでみてください!

気比の浜海水浴場・キャンプ場

気比の浜海水浴場・キャンプ場も海キャンプが楽しめる海水浴場のひとつです。円山川河口に位置し、広いキャンプエリアやキメの細かいサラサラの砂、自生するマツが印象的なビーチとなっています。

気比の浜海水浴場では車を砂浜まで乗り入れることができ、そこで着替えや浮き輪の準備をし、そのまま海に入ることができるので大変便利。特に小さな子供を連れた保護者の方には嬉しいポイントです。

近くにはいろんなアウトドアスポーツが楽しめる円山川公苑や外湯めぐりが有名な城崎温泉もあるので、シーズン中でなくても昼間温泉を楽しんだ後、夜は浜辺でキャンプという楽しみ方もできます。

豊岡観光の王道!城崎温泉の楽しみ方

ここを訪れなければ豊岡は語れないと言っても過言ではない城崎温泉。まずは豊岡観光の王道でもある城崎温泉の楽しみ方についてご紹介していきます。温泉街と合わせて楽しみたい観光スポットも登場するのでぜひ参考にしてみてください。

ゆかたに着替えて温泉街さんぽを楽しもう!

城崎温泉街は中心に川が流れており、それを囲むように昔ながらの木造3階建家屋や柳並木がたつ風情ある街並みが特徴です。城崎温泉に到着したら、まずはゆかたに着替えて温泉街を散歩してみましょう!

各宿ごとに違ったデザインが楽しめる

城崎温泉では各宿がそれぞれに個性のあるゆかたを用意し、おもてなしをしてくれます。様々なゆかたがあるので、好みで選べるのが魅力。ゆかたのデザインに合わせて旅館を決めてみるのも良いかもしれません。

例えば城崎温泉街にある宿のひとつ「赤石屋」は、温泉街を流れる大溪川のせせらぎが表現されているカラフルなゆかたでどんな年齢層にも合いそうです。

また「あさぎり荘」は、冬の日本海の荒波をあしらったゆかたで年配の方も安心して着られる柄。さらに「川口屋本館」のゆかたは、茶系の落ち着いたデザインが施され男女兼用となっているのでカップルで着てみるのもオススメです。

町内にはゆかたがレンタルできるお店もあるので、もっといろんなゆかたが見てみたいという方はぜひ立ち寄ってみてください。

情緒あふれる温泉街をゆかたでぶらり

ゆかたが決まったら早速街へ出てみましょう!城崎温泉街のように情緒のある街をあてもなくブラブラする「そぞろ歩き」は、普段気にしないような自然の美しさだったり時間の流れ方だったりをふと気付かせてくれる素敵なもの。

また目的が決まっていないので自由に動けるのも魅力です。そぞろ歩きを楽しみながら美味しそうなものを食べてみたり興味のあるお店に入ってみたりと、充実した時間を過ごしてみてください。

城崎温泉街は日本経済新聞の何でもランキング「そぞろ歩きが楽しい温泉街」で、名だたる日本全国の有名温泉地を押さえ1位に選ばれたことのある名所。楽しいこと間違いありません!

レンタサイクルでのサイクリングもオススメ!

自分の足で歩いて見てまわるのもいいですが、城崎温泉周辺を自転車でまわってみるのもオススメです。自転車なら徒歩より範囲を広げての散策も可能。城崎温泉駅前にてレンタサイクルできます。

天気が良い日はとても気持ちよく、空気も景色も綺麗で気分爽快。頑張れば豊岡の観光名所である「玄武洞公園」や「コウノトリの郷公園」まで行くことができるでしょう。

体力に自信のない方は電動自転車のレンタルもできるので、ぜひのどかな風景を楽しみながらのんびりとペダルを漕いでみてはいかがでしょうか。

料金

【普通自転車】

  • 2時間:400円(1時間増毎100円)
  • 1日(9:00~17:00):800円

【電動自転車】

  • 2時間:500円(1時間増毎200円)
  • 1日(9:00~17:00):1,000円

七つの外湯をめぐろう!

城崎温泉の名物といえば「外湯めぐり」です。これは昔から町全体で訪れた人をもてなしていた城崎の文化が今も変わらず受け継がれているもの。道を廊下とし、温泉街全体を宿のように捉えることで素敵な温泉巡りが楽しめます。

ここからは、そんな外湯めぐりで入れる7つの温泉をご紹介。気に入った浴衣に身を包み、下駄を鳴らしながら癒しの旅へと出発しましょう!

駅舎温泉 さとの湯

城崎温泉駅のすぐ隣にある、駅舎温泉さとの湯。洋風と和風の浴場が用意されており、日替わりで楽しむことができます。

大浴場やジェットバス、ハーブの香りがするサウナなど、入ってみたいお風呂がいくつもありますが、なかでも訪れる人に人気なのが3階にある展望露天風呂です。

脇を流れる円山川が一望できるほか、季節によって様子を変える山々を眺めながらの温泉はまさに極楽。電車待ちの際は気軽に足湯を利用することもできます。

【料金】

  • 大人:800円
  • 小人(3歳から小学生):400円

【営業時間・定休日】

  • 13:00〜21:00
  • 月曜日

一の湯

城崎温泉の象徴といってもいい一の湯。桃山様式の歌舞伎座を思わせる建物は立派で、街の中央に位置しています。江戸中期温泉医学の創始者である後藤艮山の高弟香川修徳がその著「薬選」の中で天下一と推賞したことからこの名が名付けられました。

そしてなんといっても一の湯の魅力は、裏山の岩肌を利用して作られた「洞窟風呂」があることです。自然の荒々しさを肌で感じることのできる雰囲気は一度浸かってみる価値アリ。いつでも人で賑わっているので、朝風呂などで訪れてみるのがいいかもしれません。

その他にも合格祈願・交通安全、開運招福の湯としても親しまれています。

【料金】

  • 大人:600円
  • 小人(3歳から小学生):300円

【営業時間・定休日】

  • 7:00〜23:00
  • 水曜日

御所の湯

まるで京都御所のような佇まいをしている御所の湯。1267年、後堀河天皇の御姉・安嘉門院が入湯したことに由来しています。

浴場は天井が高く、とても開放感のある空間です。ガラスが多く使われており、外の景色が見えやすくなっているのも嬉しいポイントですが、実は内湯と露天風呂が一体になっているという珍しい設計。

また浴槽には岩や木がたくさん使用され、自然と一体になって温泉に浸かっているような気分にさせてくれるのが魅力です。その他にも火伏防災・良縁成就、美人の湯として親しまれています。

【料金】

  • 大人:800円
  • 小人(3歳から小学生):400円

【営業時間・定休日】

  • 7:00〜23:00
  • 第一・三木曜日

まんだら湯

まんだら湯は、717年温泉寺の開祖・道智上人がこの地を訪れ病に苦しむ人たちを救うべく祈願した際、1000日間祈りを捧げる八曼陀羅の一千日修法をせよとのお告げをもらい、720年に温泉が湧いたと伝えられる温泉です。

山裾にあることから裏山に面して設置されている露天風呂では、山の間を吹き抜ける心地よい風を感じられてリラックスできるでしょう。また、商売繁盛・五穀豊穣、一生一願の湯として親しまれています。

【料金】

  • 大人:600円
  • 小人(3歳から小学生):300円

【営業時間・定休日】

  • 15:00〜23:00
  • 水曜日

地蔵湯

昔温泉が湧き出た場所からお地蔵さんが出てきたためこの名前が付けられた、地蔵湯。豊岡の観光名所「玄武洞」がイメージされた六角形の窓と、建物の前にある大きな灯篭が目印です。

江戸時代に村人がたくさん入浴していたことから里人の外湯とされており、現在でも地元の人が多く足を運ぶ外湯となっています。

お風呂は広く、貸切風呂や打たせ湯などがある他、エステを受けられる施設が入っているのも魅力。家内安全・水子供養、衆生救いの湯としても親しまれています。

【料金】

  • 大人:600円
  • 小人(3歳から小学生):300円

【営業時間・定休日】

  • 7:00〜23:00
  • 金曜日

鴻の湯

鴻の湯は、舒明天皇が世の中を治めていた約1400年前に、コウノトリが足の傷を癒していたことをキッカケに発見された温泉です。

城崎温泉街から少し離れた場所にある為、街を散策がてら訪れてみるのがいいでしょう。鴻の湯は庭園風の造りがされている露天風呂が訪れる人に人気で、和の風情が漂う雰囲気がたまりません。

また夫婦円満・不老長寿、しあわせを招く湯としても親しまれています。

【料金】

  • 大人:600円
  • 小人(3歳から小学生):300円

【営業時間・定休日】

  • 7:00〜23:00
  • 火曜日

柳湯

柳湯は、かつて中国の名勝・西湖から植樹された柳の下で温泉が湧いたことでこの名前が付けられました。柳湯には3つの特徴があります。

1つ目は浴槽が深いこと。これは初めて入る人が驚くほど。2つ目は他の外湯に比べ湯温が高いこと。熱いお湯が好きな人にオススメです。最後は表玄関と裏玄関両方に足湯が用意されていること。周辺の景色を楽しみながらのんびりと足湯に浸かることができるのも嬉しいポイントです。

またその他にも子授安産、子授けの湯として親しまれています。

【料金】

  • 大人:600円
  • 小人(3歳から小学生):300円

【営業時間・定休日】

  • 15:00〜23:00
  • 木曜日

1日温泉入り放題料金

1日温泉入り放題の外湯めぐり券「ゆめぱ」の料金です。各外湯の窓口にて販売されています。基本的に湯めぐりは宿に宿泊すれば温泉は無料。立ち寄りの場合だけ料金がかかるのでお気を付けください。

  • 大人:1,200円
  • 小人:600円

お風呂上がりにレトロな遊び場で遊ぼう!

たっぷりと外湯めぐりを楽しんだ後は昔ながらの遊び場で遊びましょう!城崎温泉街には数箇所の遊び場があり、昭和の雰囲気が漂うレトロな遊びが堪能できます。

例えば射的です。現在でも夜店などで楽しむ機会はありますが、あまりお目にかかれるものではありません。やってみるとクセになる面白さで気が付いたら何十発も打っていたなんてことも。

その他にも手打ちのパチンコやスマートボールなど、昭和を子供で過ごした世代はもちろん、現在の子供世代や若い世代も新鮮な気持ちで大いに楽しめます。

木屋町小路でスイーツを堪能

城崎温泉には「和のにぎわい」をテーマに個性豊かな店舗が軒を連ねる「木屋町小路」と呼ばれるエリアがあるのはご存知でしょうか?場所は湯の里通りから大谿川沿いに一本入った小路。

木屋町小路には様々なお店があるのですが、中でも注目したいのがスイーツ。木屋町小路には、城崎温泉街散策にうってつけのスイーツ店があるのです。

例えば「城崎温泉たまごプティング 生萬 Kiman」。新鮮な地たまごの黄身のみを使用し作られたプリンが楽しめます。商品はどれも卵の味をしっかりと感じられる濃厚さ、砂糖を控えめにすることでくどさを無くした後味の良さなど病みつきになる美味しさです。

その他にも、素材・製法にこだわり抜いたおかきが味わえる「げんぶ堂」などがあります。城崎温泉を訪れた際はぜひ美味しいスイーツを堪能してみてください!

城崎温泉ロープウェイで天空散歩

城崎温泉街の中心を走る道をまっすぐ進むと見えてくるのが城崎ロープウェイ。山麓から、温泉寺・城崎美術館のある中間地点を経由し、展望台がある山頂までを約7分間に渡り天空散歩が楽しめます。

ロープウェイそのものが楽しめることはもちろん、駅を降りたら観光できるスポットもあるので、お風呂に入る前に散策してみましょう!

温泉寺

温泉寺は山の中腹にある城崎温泉の守護寺です。738年に城崎温泉を開いた道智上人により開創されました。山号と寺号はその時に聖武天皇より賜ったものと伝えられています。

温泉寺は石造宝篋印塔や多宝塔、薬師堂に仁王門など立派な建築物が見どころですが、やはり最大の見所は本堂。これは室町時代初期に建てられたもので、 但馬最古の木造建造物であるのと同時に国の重要文化財に指定されています。

古くから城崎温泉を見守ってきたその佇まいはとても立派で、時の重みを感じることができるでしょう。

展望台

山頂に上がると温泉街と日本海を一望できる展望台があります。眺望が良く、気持ちの良い眺めに心が洗われるようです。双眼鏡が設置されているので、今夜泊まる宿がどこにあるのかを探してみるのも面白いかもしれませんね。

また願いを込めて皿を投げる「かわらけ投げ」ができる場所もあるので、何か叶えたい願いがある方はチャレンジしてみてください!3皿1セット250円で販売されています。

みはらしカフェ茶屋

ロープウェイ山頂駅を降りるとすぐの場所にあるみはらしカフェ茶屋。城崎の街を眺めながら美味しいスイーツが楽しめるお店です。

みはらしカフェ茶屋を訪れたら食べてみてほしいのが山頂名物「いろり団子」。無農薬素材を使用した特製団子は、お餅本来の味が楽しめて美味です。

またみはらしカフェ茶屋では団子を自分で炙って食べることができるのも人気の理由の一つでしょう。炙りすぎか、もう少し炙った方が美味しくなるか、ここの方が火が強いなど、初対面の方とも和気あいあいと団子が楽しめます。

城崎マリンワールド

城崎マリンワールドは、城崎温泉街から車で10分ほど行った場所にある水族館です。城崎温泉と一緒に楽しめる観光スポットとして多くの人が足を運んでいます。

城崎マリンワールドの魅力は海の生き物をただ眺めるだけでなく、心に残る体験ができること。イルカ・アシカショーはもちろん、トドのダイビング・アザラシのロッククライミングといった珍しいショーがあったり、イルカと一緒に泳ぐことができるドルフィンスイム、イルカのお世話係ができるドルフィントレーナーなど、なかなか経験できない体験メニューが設けられています。

また、2017年3月13日にオープンした「フィッシュダンス」は、魚たちの驚きの行動を新しい角度から見ることができるという新アトラクションです。ワクワクが詰まった水族館で最高に楽しい時間を過ごしましょう!

コウノトリに会いに行こう!

豊岡はコウノトリを育むまちとしても有名です。日本では野生のコウノトリが姿を消していた時期もありましたが、豊岡は野生のコウノトリが最後に暮らしていた地ということもあり、コウノトリの飼育・繁殖に取り組み、野生復帰に力が入れられています。豊岡を訪れたなら、ぜひコウノトリに会いに行ってみましょう!

兵庫県立コウノトリの郷公園

兵庫県立コウノトリの郷公園は、コウノトリの保護増殖や研究などを手がけ、人間とコウノトリが共生できる環境づくりが行われている施設です。

施設内、または兵庫県立コウノトリの郷公園が管轄しているエリアは一般人が見ることのできない非公開ゾーンがあり、現在も野生に帰すための訓練や、人工繁殖の場として、厳しく管理されています。

厳しい管理と並行して、多くの方にコウノトリを知ってもらうため、コウノトリの郷公園では屋根がない自然な雰囲気のケージの中で暮らすコウノトリを間近で見られるよう一部施設を解放。まだまだ数の少ない貴重なコウノトリの姿がそこにはあります。

豊岡市立コウノトリ文化館

豊岡市立コウノトリ文化館は、人と自然の共生を考えるエコミュージアムです。施設は兵庫県立コウノトリの郷公園内に位置しており、飼育されているコウノトリをゆっくりと見ることができます。

豊岡市立コウノトリ文化館には、ここでしか楽しめない要素も満載。例えば、自然解説員による定時解説では、コウノトリの野生復帰の歴史や現状をわかりやすく説明してもらえ、よりコウノトリについて理解を深めることができるでしょう。

さらにコウノトリを育む豊岡の自然を肌で感じられる、湿地の生きもの調査や野鳥観察といった体験、図鑑や顕微鏡を使った調べ学習、生きものペーパクラフトづくり体験など、子供と一緒に訪れても楽しい経験ができます。

コウノトリ本舗

コウノトリ本舗は、コウノトリに関する商品や、こだわりの地元の特産品が販売されており、コウノトリの写真を楽しみながら休憩できる喫茶コーナーなどもある施設です。場所はコウノトリの郷公園駐車場エリアにあります。

コウノトリに関する商品のなかで1番人気なのが、但馬限定の「コウノトリキティストラップ」。可愛いキティちゃんと幸せを運ぶコウノトリの子宝祈願の御守りとしてコウノトリ本舗で絶大な人気を誇っています。

さらに、コウノトリと共生できる自然に優しい農法で生産されたお米や、その農作物で作られた加工品も魅力的。特に米粉カステラやバームクーヘンは心惹かれる商品となっています。

施設内には幸せを運ぶ鳥にちなんでウェディングコーナーが設けられているのも特徴です。

自然の織りなす風景に感動!絶景スポット

豊岡は豊かな自然の宝庫として、観光客に愛される絶景スポットがたくさんあります。見たことのないような奇岩や圧倒される自然風景、感動する季節の彩りなど、見てほしい景色が目白押し!ここからは、そんな豊岡の絶景スポットをご紹介していきます。

はさかり岩

はさかり岩は日本海に面した場所にある奇岩です。とても変わった形をした岩で、岩と岩の間に岩が挟まっている状態を見ることができます。

なぜこのような形になったかというと、かつてこの場所にあった洞窟の天井が何らかの理由で崩れ落ち、壁と壁に挟まったからだと考えられています。

昔あった洞門が崩れる途中のまま姿をとどめているのはとても珍しく、県の天然記念物に指定。はさかり岩のある地層を調べると約500万年から200万年前という結果が出たので、大変古いものです。

玄武洞公園

玄武洞公園には、玄武洞・青龍洞・白虎洞・南朱雀洞・北朱雀洞という5つの洞窟があります。このうち2つの洞窟が国の天然記念物に指定されており、豊岡を代表する観光名所として広く知られています。

玄武洞が形成されるきっかけとなったのは160万年前の噴火で、その時流れ出た溶岩が規則正しい割れ目をしたきれいな固まり方をしました。その後長い年月を経て人間により一部が採掘された為、現在のような洞窟が完成。六角形をした岩がいくつも積み上げられている不思議な景観を作り出しました。

園内の洞窟にはそれぞれに特徴があり、見ていても飽きません。

来日岳(くるひだけ)

来日岳は標高566.58mの城崎にある山です。山頂からの眺望が良いことで知られており、山陰海岸国立公園・山陰海岸ジオパーク・円山川湿地・蘇武岳山系・東床尾山を望むことができます。

なかでも来日岳の魅力を最大限感じることができるのは雲海と紅葉の季節。自然が織りなす絶景を楽しめるでしょう。

雲海

秋になると度々出現する雲海。来日岳から見る雲海は綺麗に見られることで知られています。

山の間を埋めるように雲が敷き詰められた光景は幻想的で、実際見てみると感動すること間違いありません。雲が日本海の方へ移動するので、動きのある綺麗な雲海が見られるでしょう。

紅葉

来日岳には中腹あたりに紅葉平と呼ばれるスポットがあります。そこでは毎年10月下旬から11月上旬頃になると、辺り一面綺麗な紅葉に染まる絶景が見られるのです。

赤や緑、黄など葉のコントラストが美しい紅葉は、肌寒い気温も相まって冬の訪れを知らせるような情緒的な味わいが楽しめます。ぜひ秋が来たら来日岳を散歩してみてください。

安国寺

安国寺は鎌倉時代に開山されたお寺です。普段は地元の方が中心に参拝するお寺なのですが、紅葉の季節になると状況が一変します。

というのも安国寺は紅葉の名所と知られており、特に秋のみ公開される本堂から見る紅葉がまるで芸術作品のようだと話題。裏庭に植えられた真っ赤なドウダンツツジが本堂の障子枠に収まった様子は、時間が止まった1枚の絵のようです。

紅葉の時期になると、その絶景を写真に撮ろうと多くの観光客がカメラ片手に訪れます。

神鍋溶岩流

神鍋溶岩流はハイキングスポットとして人気の観光地です。1万年以上前に神鍋山が噴火した際流れ出た溶岩の上に長い年月をかけて大小さまざまな滝や淵を形成しました。

現在では川に沿って遊歩道が整備されており、いろんな見所を巡ることができます。例えば、青緑の澄んだ水がたまる大きな滝壺が印象的な「八反の滝」、元の地形の上に溶岩が固まりコブ状のふくらみがある岩「溶岩瘤」など。

緑に囲まれ水もあり、自然を満喫できる場所となっているのでリフレッシュやリラックスしたい方に特にオススメです。車で訪れる場合は各ポイントで駐車し見学してみてください。

歴史さんぽを楽しもう!豊岡のレトロスポット

いろんなスポットを巡る観光も楽しいですが、その中で1つの目的に絞って観光をするのもよりその土地のことを知ることができ楽しいもの。ここでは歴史散策ができる豊岡のレトロスポットをご紹介していきます。

出石城下町

出石城下町は、出石城跡周辺にあるかつての城下町の面影を残している場所です。国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されており、歴史を感じる古い建物や寺院をたくさん見てまわることができます。

また建造物の他にも訪れてみたい魅力的なスポットが満載。例えば、出石そばめぐりができたり地元のグルメが楽しめたり、そば打ちが体験できたり特産品が販売されていたりと、飽きることなく街散策が楽しめるでしょう。

「但馬の小京都」と呼ばれるほど歴史を感じる出石城下町を、まずは町歩き地図片手にぶらっと歩いてみてはいかがでしょうか?

辰鼓楼

日本最古の時計台として知られている辰鼓楼。もともとは城主登城を知らせるため1871年に設置されましたが、1881年にオランダ製の機械式大時計が組み込まれ時計台になりました。

度々テレビや雑誌などで紹介されるので知っている方も多いかもしれませんが、実際に見てみるととても立派で、木の雰囲気が長年出石の街を見守り続けてきた時の長さを感じさせてくれるでしょう。

現在時計本体は当時のものから入れ替えられ、3代目となる時計が時を刻んでいます。

出石城跡

出石城跡は、1604年に築城された出石城の跡地です。築城の際堀で囲まれた三の丸が築かれ、下郭、二の丸、本丸、稲荷丸が階段状に築かれました。同時に城下町の整備も進められ、この時に現在の出石の街並みが形成されたといわれています。

廃城令が出された後出石城も取り壊されましたが、堀や石垣は当時のまま現存しているのでぜひ観察してみてください。また隅櫓、登城門・登城橋が復元され当時の趣を感じられるのも見所です。

また、せっかく出石城跡を訪れるなら稲荷神社へも足を運んでみましょう。赤い鳥居がズラッと並ぶ見事な光景を目にすることができるほか、石段を登ったところからは出石の街を見下ろす絶景が待っています。

宗鏡寺(沢庵寺)

宗鏡寺は出石にある臨済宗大徳寺派の寺院です。通称「沢庵寺」。1392年に創建され、現在では出石城主の菩提寺としても知られています。

また人気漫画「バガボンド」にも登場し、漬物のたくあん漬を広めたといわれている沢庵和尚にゆかりのあるお寺としても有名です。彼は将軍徳川家光に使えている間度々故郷である出石に戻り、通算30年以上を宗鏡寺で過ごしました。

現在でも沢庵和尚が作った「鶴亀の庭」や「心字の池」などを見ることができます。

座禅体験

さらに宗鏡寺では、本格的な禅堂で行う座禅や元祖沢庵漬けが味わえる精進料理、お茶などが体験できるのも魅力。

昭和50年代にパナソニックの創業者・松下幸之助のたっての願いから建てられた禅堂で約25分坐禅を組み、その後、椿油を使用し旬の野菜を揚げた釜炊きご飯の精進天丼を味わい、最後にお抹茶とお菓子を頂きます。

心が乱れそうな時や真に座禅を組む必要がある時、また観光目線で見ても貴重な経験ができると思うので、宗鏡寺を訪れる際はぜひ座禅体験も旅のプランに入れてみてください。

出石永楽館

出石永楽館は1901年に開館した劇場です。現地に現存する劇場建築としては近畿地方最古。現在でも外観、廻り舞台、奈落、花道、すっぽんなどが現存しています。

開館してすぐに但馬の芸能文化の中心として栄え、明治から大正時代は歌舞伎興行を中心に、戦時中は思想娯楽の検閲・統制が厳しくなりましたが、昭和20年以降は映画上映を中心に宝塚歌劇団や歌舞伎の公演などで賑わってきました。ですが昭和39年、テレビが普及したことや娯楽の多様化を理由に閉館。

そして2006年から開始された復元工事が2008年に終わった際、座頭6代目の片岡愛之助によるこけら落とし公演が行われています。ぜひ1度足を運び、歴史的にも貴重な芝居小屋を見学してみてはいかがでしょう?

豊岡1925

全国選りすぐりのお菓子・オリジナル商品が販売されているショップ、レストラン・カフェ、宿泊施設などが入っている豊岡1925。特徴的な名前が付けられていますが実はこれ、豊岡の歴史と関係のある名前なのです。

というのも豊岡1925の「1925」は、豊岡に壊滅的な被害をもたらした「北但大震災」が発生した年であり豊岡の再生が始まった年。復興と近代化への希望が込められ、現在豊岡1925で使用されている建物「兵庫縣農工銀行豊岡支店」が建てられました。

そして当時を生きていた人が抱いていた「夢」に思いを馳せてもらえるようにと昭和の時代にタイムスリップできる「駅」をコンセプトとし、現在豊岡1925として豊岡の歴史にふれることができます。客室の1室には、建築当時の寄せ木の床が残っているお部屋もあるので、ぜひ注目してみてください。

豊岡観光で絶対食べたい!おすすめグルメ

ここまで豊岡の様々な魅力についてご紹介してきましたが、最後は豊岡観光で絶対食べておきたいオススメのグルメをご紹介していきます。カニ・魚・肉・蕎麦など、豊岡を代表する絶品グルメが目白押し!豊岡を訪れる際は参考にしてみてください。

松葉ガニ

やはり豊岡といえばカニを使った料理が有名。なかでも山陰などの日本海側で水揚げされるズワイガニのオス「松葉ガニ」は、毎年11月初旬頃から5ヶ月間のみ漁が許されるという貴重な食材でもあります。

この松葉ガニはさらに細かくブランド化されており、水揚げされる漁港によって名前が変わるのも特徴です。そして数あるブランドの中でも、その日獲れたカニをその日のうちに持ち帰るため大変新鮮なカニが水揚げされるという「間人(たいざ)」と「津居山」が人気ブランドとなっています。

では、松葉ガニを使用したグルメはどういったものがあるのでしょうか?創作料理などは除き、カニ本来の味を楽しめる食べ方としては「かに刺し」「かにしゃぶ」「焼きがに」「かにすき」などが挙げられます。

やはり産地で味わうカニは予想を遥かに超えてくる美味しさでたまりません。豊岡周辺では「味処 喜いち」「おけしょう鮮魚の海中苑 」「山よし」などでカニ料理が満喫できます。

活イカ料理

活イカ料理は、生きたままイカを調理し、とても新鮮なうちに味わうことのできる豊岡・竹野の名物料理です。旬は初夏から夏にかけて。

イカの種類は白イカ、アカイカ、ヤリイカ、スルメイカ、ホタルイカがあります。なかでも白イカはイカ界の大トロと言われるほどとろける甘みに定評があり、活イカ料理にオススメです。

そして味わうなら1度は活造りで楽しんでみてください。お店によって異なりますが、ほとんどは生簀で泳いでいるイカを素早くさばいて提供してくれるので、身は半透明でコリコリ。上品な甘みと柔らかさが産地で食べる美味しさを教えてくれます。

その他にもゲソの部分を天ぷらや塩焼きにしてくれるお店もあるので、余すとこなくイカを堪能しましょう。豊岡周辺では「海の幸本舗ますだ」「休暇村 竹野海岸」などで活イカ料理が満喫できます。

但馬牛

豊岡を訪れた際は但馬牛を使用したグルメを楽しんでみるのもいいでしょう。そもそも但馬牛とは、どのような牛・お肉を指すのかご存知でしょうか?

まず但馬牛とは兵庫県産黒毛和種の和牛のことです。兵庫県北部・但馬地方では古くから食用・役牛として牛が飼育されてきました。そして明治時代に入り品種改良のため外国種との雑種生産が行われるなか、次々と純血種が減り全滅の危機に陥ったのです。ですがそんななかでも、兵庫県美方郡の最奥にある集落で奇跡的に生き残っている純血種が見つかり、但馬牛は復活。そのため、現在良く耳にする三重県の「松坂牛」や滋賀県の「近江牛」といった有名な牛は元を辿ればその時生き残っていた但馬牛に辿り着くのです。

和牛の最高峰と言っていい但馬牛。血統を重視し、他の牛種との交配は一切行わず品種改良が進められてきた但馬牛は、皮下脂肪が少なく、その代わり赤身に十分な霜降りが散りばめられ、口に入れた瞬間お肉が溶けるような感覚を味わえます。

食べ方はステーキや焼肉、しゃぶしゃぶなど様々です。調理の仕方もいろいろあるので、好みの料理をお楽しみください。豊岡周辺では「三國 」「花まる」「ボヌールポルテ」などで但馬牛を満喫できます。

出石皿そば

豊岡、特に出石を訪れるなら出石皿そばは外せないグルメ。小皿に盛られたそばの映像や写真をどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか?

もともと出石皿そばとは、1706年に出石藩主松平氏と信州上田の仙石氏がお国替えとなった際、仙石氏と一緒に信州からやってきたそば職人の技法がこれまであった技術に加えられたものです。さらにその後、出石焼きが始まったため小皿に盛る様式が確立しました。

出石皿そばはそばそのものはもちろん、つゆにこだわりが詰まっており、一般的に鰹と昆布の濃厚なダシが出石皿そばの特徴となっているのですが、各店舗によって工夫が凝らされており訪ねてみてのお楽しみとなっています。

現在出石には約50店舗ものそば屋さんが軒を連ねているので、もし出石に出かけるならいろんなそばとの出会いが楽しめる「そば巡り」をしてみるのが面白いですよ!

いずしトラベルサービスで、出石皿そば巡り巾着セット(1,944円税込)を購入すれば、提携の38店舗のうち、3つの店舗で一人前3皿のそばを頂くことができます。

兵庫県豊岡市までのアクセス方法

車を利用する場合

記事の冒頭でもご紹介しましたが、八鹿日高道路が2017年3月25日に開通し、現在「八鹿氷ノ山IC」まで通っている北近畿豊岡自動車道が「日高神鍋高原IC」まで延びることになります。距離的には短いかもしれませんが、体感的に豊岡までの道のりがグッと縮まるはずです。開通した際にはぜひ豊岡まで足を運んでみてください。

京都から

京都縦貫自動車道、山陰近畿自動車道を経由。

  • 所要時間:約2時間40分

大阪から

阪神高速11号池田線、中国自動車道、舞鶴若狭自動車道、北近畿豊岡自動車道を経由。

  • 所要時間:約2時間40分

姫路から

播但連絡有料道路、北近畿豊岡自動車道を経由。

  • 所要時間:約2時間

公共交通機関を利用する場合

バス

大阪・神戸共に「全但特急バス」を利用。

  • 所要時間:約3時間10分(終点城崎:約3時間30分)

電車

【京都駅】から「JR特急きのさき」に乗車し、豊岡駅で下車。

  • 所要時間:約2時間20分

【大阪駅】から「JR特急こうのとり」に乗車し、豊岡駅で下車。

  • 所要時間:約2時間30分

【三ノ宮駅】から「JR特急はまかぜ」に乗車し、豊岡駅で下車。

  • 所要時間:約2時間30分

【姫路駅】から「JR特急はまかぜ」に乗車し、豊岡駅で下車。

  • 所要時間:約1時間40分
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