asoview!TRIP(アソビュートリップ)|あなたと「旅」をつなぐ WEBマガジン

[PR]

日本のふるさとへタイムトリップ!日本屈指の温泉街城崎・城下町出石を巡る1泊2日の旅

WRITER:asoview!編集部
SHARE THIS ARTICLE

兵庫県北部に位置する豊岡市。日本屈指の温泉街城崎と、城下町として人気のスポット出石を巡る1泊2日の旅行プランをご紹介します!北近畿豊岡自動車道「日高神鍋高原IC」が2017年3月25日に開通したことで大阪、神戸、京都からのアクセスが向上し、旅行がますます便利になりました。歴史と文化が色濃く残る情緒豊かな日本のふるさとへ、いざタイムトリップ!

北近畿豊岡自動車道「日高神鍋高原IC」開通でアクセスが便利に

豊岡市へのアクセスは電車も便利ですが、今回は日高神鍋高原インターチェンジ開通により、アクセスが良くなったということで、大阪在住の仲良し3人でドライブ旅をすることに。電車と違い車なら、思い思いの場所を周れるのでおすすめです。

北近畿豊岡自動車道「日高神鍋高原IC」の出口には料金所はなく、そのまま一般道に入れます。午前9時に大阪を出発して途中サービスエリアで休憩しながらでも、お昼前には豊岡市に到着。おおよそ2時間のドライブは出発前の想像より体感的に30分ほど短縮されたようで、気持ち的に余裕もできて嬉しいですね。

1日目:情緒溢れる温泉郷、城崎へ

豊岡市の中心部から車で20分ほど走ると、城崎温泉に到着。街の中心を流れる川と太鼓橋、それを囲むように建ち並ぶ昔ながらの木造3階建家屋や柳並木が風情あるまち並みの特徴です。いつまでも変わることのない風景に心が安らぎます。

城崎温泉ではゆかたを着て下駄を履くのが正装

城崎温泉では、ゆかたをはじめとした和服が正装と言われ、ゆかたを粋に着こなす人が尊敬されるほど。外湯めぐりや城崎温泉街へのおでかけは必ずゆかたに着替えてから!ということで、ゆかたの着付け体験ができる、ゆかた専門店「いろは」で完璧な着こなしを伺うことに。

当日22時までゆかたのレンタルができ、気に入れば購入もできるというゆかた専門店の「いろは」。城崎温泉街の外湯の一つ「御所の湯」の隣にあり、おしゃれな外観が目を引く素敵なお店です。

ゆかた、帯、下駄はもちろん、和装小物、外湯めぐりに嬉しい温泉カゴ、着付け、ヘアスタイルまで全て込みのレンタルプラン、「いろはプラン 2,160円〜」がおすすめ!

200着以上の中から選べるため、ゆかた選びは真剣そのものです。ゆかたと帯の組み合わせまで考えていると無数のパターンがあり、なかなか決めきれない3人。

そんな時は経験豊富なスタイリストさんのアドバイスに耳を傾けましょう。普段何気なく選んでいる色や柄を、プロの目から見ておすすめしてくれるため、今まで気づかなかった新しい発見があるかもしれません。

選んだゆかたが気に入ったらそのまま購入できるとあって、財布を握る手に若干力が入る3人は、スタイリストさんのアドバイスを真剣に聞き入ってしまいました。

ゆかたを選んだら着付けへ。悩みに悩んでゆかたが決定。選び終わったら早速奥にある着付けスペースに移動します。

お店の奥には3人まで同時に着付けできるスペースがあり、順番待ちすることなくそれぞれに着付けとゆかたに合わせた髪型に整えてもらえます。スタイリストさんの熟練の技術で素早く、かつ完璧な着付けをしてもらうと、あっという間に完成。プロの着付けを体験し、気持ちも引き締まります!さらに、ワンポイントにかんざし(300円)のオプションがおすすめ。

3人揃ったところで記念撮影をしましょう! これぞ、ゆかた専門店のクオリティー!それぞれの個性にあった素敵なゆかたを見つけることができました。

ゆかたを着て準備が完了。日傘もお借りして強い日差し対策もばっちり。まちの風情が相まって江戸時代の日本へタイムトリップしたような錯覚を感じてしまいます。ゆかたで過ごす1日中、嬉しい違和感となって続くのでした。

ゆかたが景観に映えるまち

城崎温泉といえばゆかたを着ての外湯めぐり。外湯とは、宿泊なしで入れる日帰りの入浴施設のことで、この城崎温泉街には7つの外湯があります。入浴料を支払えばそれぞれの温泉に入れますよ。これを城崎温泉では、外湯めぐりと呼んでいます。

ゆかたに着替えたので、早速外湯めぐり!といきたいところですが、せっかく着付けして、ヘアメイクもしてもらったので、まずは街をそぞろ歩くことに。外湯の一つである柳湯の入り口にある足湯で一休み。

城崎温泉街の中心を流れる川にまたがる太鼓橋は人気の記念撮影ポイント。どこを切り取ってもフォトジェニックな場所で、まるで映画のセットの中にいるようです。

すれ違う観光客が、思わず振り返るほど完璧な着こなし。粋なゆかたの着こなしは、ただ歩いているだけでも周りの観光客の方々の目を引きます。

街の中心にある木屋町小路(きやまちこうじ)は城崎の新名所

温泉街の中心部に位置する木屋町小路は御所の湯と木屋町通りを結ぶ閑静な場所。「和のにぎわい」をテーマにした10店舗が入っている城崎温泉の新名所です。

飲むお酢専門店の「城崎ビネガー」。お酢とフルーツ果汁を組み合わせたオリジナルビネガーは、お風呂上がりにぴったりの一品です。美容と健康に気をつかう女性の間で大人気とあって、もちろん即購入!です。

こだわりの製法で人気のおかき専門店や添加物を一切つかわずに作ったプリン、地産地消にこだわったメニューが食べられるお店やマッサージなど、趣向を凝らした店舗が木屋町小路に軒を並べています。

木屋町小路の目玉のひとつ、ボールサーカスは中庭に設置されています。内容は豊岡市にちなんだコウノトリやスキー、温泉にチューリップなどが配置されていて、1時間に2回(毎時00分と30分)ゴルフボールが動きだす仕掛けになっています。

四所神社(ししょじんじゃ)や御所の湯と木屋町通りを結ぶ途中に休憩ゾーンとなる三十三間広場(さんじゅうさんげんひろば)があります。

そこには「火伏壁(ひぶせかべ)」と呼ばれる防火壁が設けられています。これは、1925年(大正14年)に発生した北但大震災から復興した象徴として作られたもので、温泉情緒ある地域固有のまち並みを読み取ってデザインされています。2010年にはグッドデザイン賞も受賞していて、モダンなデザインで和の雰囲気に自然と溶け込む人気の撮影ポイントです。

外湯めぐりの合間に。贅沢な「城崎ビール」をグビっと、美味しい料理をガブっと。

この日は日差しが強く、歩いていると少し汗ばむ陽気。こんな時は直営工房でつくられた、出来たての地ビールで乾杯!愛宕橋向かい、柳湯横にお店を構える地ビールレストラン「GUBI GABU(グビガブ)」で、出来たての城崎ビールをいただきます。すぐ近くの直営工房でつくられた地ビールと素材にこだわった美味しい料理が食べられるお店で、ビールのテイクアウトも可能です。

城崎ビールは、ピルスナー 【空のビール】、スタウト【黒のビール】、ヴァイツェン 【川のビール】、カニビール 【雪のビール】の4種類。見た目もよく、こだわりを感じるネーミングも魅力的です。なかでも、聞き慣れないカニビールとは蟹料理によく合うように作られているのだとか。オリジナルジョッキで昼から飲むビールは格別です!

料理長が素材にこだわった絶品メニュー!この日のランチは但馬牛をつかったハンバーグのセットかカレーでした。

地ビールと美味しいランチで贅沢な時間を満喫。いたるところにこだわりを感じられる内装も、また幸せな気分を高めてくれます。

温泉と文学の相性は抜群?生まれ変わった城崎文芸館 KINOBUN へ

2016年10月にリニューアルオープンした城崎文芸館では、志賀直哉など城崎温泉にゆかりのある作家に関する展示が行われています。開館20周年の節目として訪れる多くのお客様により深く愉しく文学に親しんでもらえる施設へと生まれ変わり、「KINOBUN」というとても親しみやすい愛称も付きました。

JR城崎温泉駅より徒歩5分。駅通りから路地を少し入ったところにKINOBUNはあります。

入り口横にあるレトロな郵便ポストで記念撮影。どこで撮っても絵になる城崎は撮影も楽しい!

KINOBUN 1階にある「SHOP & SALON KINOBUN」では、城崎ゆかりの書き手にまつわる本やオリジナルの商品が販売されています。生まれ変わったロゴが目を引く、文芸館とは思えぬ雰囲気に展示への期待も高まります。

城崎に滞在した作家に物語を書いてもらい、まちの中だけで本を流通させるプロジェクト、「本と温泉」シリーズが城崎温泉で限定発売されています。一見タオルにしか見えないユニークなパッケージの「城崎裁判」は湯船の中で読めるように工夫をされたユニークな1冊です。

エントランスホールにはライゾマティクス社が制作した空間アート作品、大きな本に言葉を投影したインスタレーションがあります。本の前に立つと文字が投影される仕組みになっている最先端のアート体験は、歴史と近未来が融合した芸術です。

常設展では、志賀直哉や彼と共に近代文学を担った白樺派の作家たちが、どのように城崎の町や人と関わったのかが本や書簡を通じて紹介されています。

志賀直哉が城崎滞在中に毎日パンを取り寄せさせたことにちなんだ、パンの食品サンプル。常設展でも文豪に親しみを抱かせる工夫が随所に見られます。

作家、万城目学さんが城崎温泉を訪れて書き下ろした「城崎裁判」の制作の裏側や、初公開となる「万城目学の本棚」など、普段はなかなか見ることのできない一面を見ることも。城崎文芸館リニューアル後に行われた最初の企画展は、「本と温泉」シリーズです。現在は2014年に小説『城崎裁判』を発表した万城目さんを特集した「万城目学と城崎温泉」が開催されています。

時間が許す限り長居したくなるKINOBUN。第2回企画展は、2017年9月より開催。『城崎へかえる』を出版した、湊かなえさんの企画展を開催します。第2回目も今からとても楽しみです。

いよいよ外湯めぐりに!

外湯めぐりの説明は後ほどにして、まずは今夜のお宿にチェックイン。チェックイン時に「ゆめぱ」をゲットします。城崎のほとんどの旅館では、宿泊すると外湯めぐり券「ゆめぱ」がついてくる仕組みになっています。この「ゆめぱ」があれば1日中何度でも外湯に入ることができるので、宿泊する旅館に事前に確認をしておきましょう。

城崎温泉の「外湯」は、「さとの湯」「地蔵湯」「柳湯」「一の湯」「御所の湯」「まんだら湯」「鴻(こう)の湯」の7つ。どこに行くか、どの順番かを悩むのも外湯めぐりの醍醐味です。

開運招福の湯「一の湯」に入湯

はじめに選んだのは、洞窟露天風呂が有名な「一の湯」。メイン通り沿いにあり、江戸中期の温泉医学の創始者後藤艮山の高弟・香川修徳が「天下一の湯」と推奨したことから名付けられた、常に賑わっている外湯です。

合格祈願、交通安全の湯として知られ、「開運招福の湯」とも言われています。洞窟に露天風呂があるというだけあって、包まれるような安心感がありました。内風呂も広く、家族風呂もあり子ども連れでもゆっくり浸かれます。

入浴後はジェラートと温泉たまごで至福のひとときを

入浴後、自分で温泉たまごを作る体験ができるということで立ち寄ったのが「城崎ジェラートカフェChaya」。城崎ジェラートで有名なお店ですが、入り口に温泉たまごの体験コーナーが。

早速、タイマー片手に温泉たまご作りに挑戦。作り方はいたって簡単です。ネットに入っているたまごを温泉に浸けるだけ。

10分待てば温泉たまごの出来上がり!隣の桶には水が入っているので食べられる温度になるまで冷まします。

冷めたら専用の温泉たまごカッターで割ります。しっかりたまごを固定するのが上手に割るポイント。

はじめてでもこんなに綺麗に割れました!

お塩をかけて、いただきます!

つづけて、ジェラートもいただきます。

季節の旬な素材にこだわった天然素材100%で作られているジェラートは、城崎温泉の湯上がりにぴったりな味を研究して作られました。これはミルクとラズベリー。ミックス具合が最高!口溶けが良くお風呂上がりにぴったり、味も絶品です。

場所は、湯けむり漂う源泉元湯の目の前。足湯もあってくつろげるのも最高です。

温泉たまごの作り方やおすすめのジェラートを親切に教えてくれたお店の方と記念撮影。ジェラートと温泉たまご以外にも、「但馬牛まん」や「城崎かにまん」が人気です。絶品城崎ジェラートと温泉たまご体験は本当におすすめです!お風呂上がりにぜひお立ち寄りを。

引き続き、外湯めぐり。新緑の季節で散歩が気持ちいい!

次の外湯は「御所の湯」。通称「美人の湯」と呼ばれています。

外観の特徴は、入り口の立派な門に、京都御所を彷彿とさせる建物。2005年7月に四所神社となりに新築移転したため、とっても綺麗です。天井がとても高く、ガラス張りになっている天空大浴場、温泉ミストサウナ、自然石を滝に見立てた御所庭があります。温泉に入った後の休憩所も豪華で素敵な「御所の湯」。おすすめの温泉です。

そろそろ夕食の時間。新鮮な海の幸を味わう

ゆかたの返却時間になったため、浴衣専門店「いろは」にゆかたを返しに行って、一旦旅館に戻ります。

旅館に戻ると豪華なお食事が用意されていて早速、乾杯を。旅館で用意されているゆかたに着替えるとちょうど夕食の時間になりました。豪華な料理にテンションアップです。

今日の献立は、カンパチ、イサキ、アジ、イカのお刺身と、紅ズワイガニ、但馬牛のすき焼きなどなど、新鮮なお魚がメイン!旬な食材がいつでも食べられるって本当に良いですね!

美味しい料理とお酒があれば、自然とテンションも上がり、大盛り上がり。

ビールからワインに変えてさらに乾杯。お腹もいっぱいになったところで外湯めぐりの続きへ!

寝る前に、もうひとっ風呂。鴻の湯へ

城崎温泉を最大限満喫したい。ということで、寝る前のひとっ風呂を浴びに夜の街へ繰り出しました。昼と違って夜はさらに温泉郷の情緒が増します。

目的の外湯に向かっている途中で、ゆかたを着た外国人カップルに遭遇。2人のゆかた姿が微笑ましく、通り過ぎようと思ったら、2人が出てきたのはなんと射的場!一気にテンションが上がり遊んでみることに。

かなり真剣に的を狙って…

YES!見事命中!!懐かしい雰囲気が温泉街の夜遊び感を高めます。

パチンコにも挑戦。それにしてもレトロが溢れている店内の雰囲気は見事です。

本日最終の外湯は、「鴻の湯」。鴻の湯は、城崎の外湯の中で最も古くから開けた湯で、舒明天皇の御代(1400年前)コウノトリが足の傷をいやしたことから発見されたという伝説にもとづいて名づけられました。別名「幸せを招く湯」と言われています。

城崎温泉ロープウェイの入口近くで、今回宿泊している旅館のある城崎温泉駅からだと徒歩で20分ほど。少し離れているだけあって、比較的静かな外湯という印象です。

こちらの特長はなんといっても露天風呂!緑に囲まれて入る露天風呂は最高でした。

旅の疲れをゆっくり癒して、今日はこれにて終了です。次の日に備えます。

2日目:城下町の面影が色濃く残る出石を巡る

2日目は、壮大な景色を拝みに大師山山頂(標高230m)までロープウェイで向かいます。

駐車場のある入口から階段を登ります。階段の傾斜が急なのでスニーカーがオススメです。

入口でロープウェイの往復チケット(900円)をゲット。

これに乗ります。急な斜面が目の前に。全長は676mとのこと。

山頂までは約7分の空中散歩を楽しめます。

ロープウェイには珍しい中間駅、「温泉寺駅」があります。ここでは自由に乗り降りでき、温泉寺のご本堂や本坊、城崎美術館もこの中間駅にあります。

大師山山頂に到着。結構高い! 

さっそく展望台にて、若干、腰がひき気味になりながら、広大な自然に囲まれた城崎のまちの景色を確認。

海と山と川と温泉。城崎は全て揃っている素晴らしい場所です。

朝から絶景を見ることができて、気分も爽快、リフレッシュ!

山頂には「みはらしカフェ茶屋」があるのですが、残念ながら今回は工事中で立ち寄れませんでした。そのほかにも温泉寺奥の院でお参りもできます。朝から頑張って山頂に来て良かったです。

ロープウェイ乗り場は、薬師ポケットパークの隣にある駐車場の奥。温泉たまご体験の「城崎ジェラート」横にあります。

出石に向かう途中で出会った絶品スイーツ!

車で出石に向かう途中に出会った「狩野牧場 / KANO ボク」は、乳牛の厩舎の目の前という贅沢なロケーションでアイスクリーム、ジェラートなどのスイーツが楽しめるお店です。愛情かけて育てられている乳牛から取れたしぼりたてのミルクをつかい、乳化剤、安定剤、保存料、香料などを一切使用せずに作られるスイーツはまさに絶品です。

入り口は民家の中の細い道路をぬっていかないとたどり着けないため、川沿いの道から見つけるのがオススメです!目印はこの大きな厩舎。道路からも見つけることができます。

目印も可愛いですね。入り口にある、手作りの看板に牧場のオーナーの愛情を感じられます。

着いて早々目に入ったのは大きな乳牛さん!厩舎内の見学も申し込みをすれば可能とのことでさっそく中に入らせてもらいました!一頭の仔牛から始まった狩野牧場。今では日本でとても希少なブラウンスイスや白黒のホルスタインなど40頭ほどを飼育されています。

ラッキーなことに、仔牛へミルクをあげる体験ができました!タイミングさえ合えば誰でも体験できるとのこと。

厩舎の横にある、青色のひときわ目立つおしゃれなお店!オーナーの狩野さん親子に、お店の前で記念撮影していただきました。可愛いオーナーさんの一面を見ることができました。ありがとうございます。

お店の中に入るとまず目に入るのは、たくさんのフレーバーが用意された手作りのジェラート。

初めて訪れた方にオススメのフレーバーは「ミルクミルク」です。牧場の目の前で、しぼりたてミルクを贅沢につかった「ミルクミルク」は濃厚な風味にも関わらず後味がさっぱり!

店内は窓が多く開放感があります。

このお店のさらにすごいところが2階にありました!コウノトリが舞うカフェというだけあって、野生で暮らすコウノトリを双眼鏡で見ることができます!運が良ければ生まれたての赤ちゃんコウノトリに餌をあげている瞬間が見られますよ!

終始笑顔で対応していただいた狩野さん。最後に大切にしていることは何かと改めてお聞きすると、牛と暮らしていくには愛情と感謝が一番大切だと語ってくれました。お店は月に5〜6回ほどおやすみをされるとのことですが、オーナーの狩野さんは毎日、牛たちのお世話をしているそうです。

今回の最終目的地 城下町 出石に到着

出石は豊岡の南東部にあり、城崎温泉から車で30分ほどの距離にあります。出石城からなる城下町として発展し、現在は当時の風情を残すために景観の保護が法的に定められています。

辰鼓楼は、出石のシンボルとなっている日本最古の時計台。明治4年、旧三の丸大手門の櫓台に建てられた鼓楼で、当時は一時間おきに太鼓で時(辰)を告げていたそうです。

44年の時を経て蘇った近畿最古の芝居小屋「永楽館」

明治34 年に開館した近畿最古の芝居小屋である「永楽館」を見学しにきました。

客席から舞台を見上げると圧倒されます。明治34年に出石城下に常設の芝居小屋として開業された「永楽館」は、歌舞伎や寄席の舞台として但馬の大衆文化の中心として栄えた芝居小屋です。

戦後には映画も上映していましたが、テレビが普及し娯楽が多様化するにつれてお客さまも減ってしまい、昭和39年に惜しまれながらも閉館しました。その芝居小屋が約半世紀ぶりに大改修の末、平成20年に44年の時を経て蘇りました。現在は豊岡市指定文化財となり、歌舞伎や落語などの公演が開催されています。

こちらが入場券の券売所。見学チケットは大人300円です。中に入れば、舞台の花道を歩いたり、舞台裏の楽屋まで全て見学することができます。なお、公演のない日は一般公開されています。

閉館当時の状態を細部まで忠実に再現されています。上に並ぶ企業の広告は全てレプリカかと思いきや、いまも1/3の企業が実在するというからびっくりです!

花道の上から下を覗いているところは、役者が登場する場所だそうです。幽霊・妖怪・動物の精や妖術使いなどの非現実的な役が登場するときに使用されることから「すっぽん」と呼ばれています。

舞台裏からの眺めは格別です。足元には、床を円形に切り抜き、回転させて舞台転換に用いる「廻り舞台」が設置されています。

ここは奈落の底から繋がっている廻り舞台の真下。舞台の回転は手動。回すのが大変そうです。

舞台でキメポーズ!他にも紹介しきれないほどのからくりや仕掛けを見せてもらい、実際に出演された役者さんの裏話まで聞けて大満足の永楽館見学でした!見学は公演のない日に限られているので、事前に予定の確認が必須です。

いずし観光センターで出石焼をゲット

町の中心地、市役所出石庁舎の向かいにある「いずし観光センター」に寄ってみました。観光案内はもちろん、名産の出石そば、出石焼、地酒(楽々鶴)など特産品の販売をしている出石観光の拠点となっている場所です。ここでのお目当ては真っ白の磁器で有名な出石焼。

綺麗な白色が特徴の出石焼。これで日本酒を飲んだら、100倍美味しそうです。

ちり〜ん、ちり〜ん。といい音色が聞こえてくる、これからの季節にピッタリな風鈴を購入しました!出石のお土産、観光の情報収集にとても役立ちます。

出石で外すことができない体験がこれ!そば打ち体験 

今回そば打ち体験をさせてもらうのは、観光センターから徒歩30秒の「入佐屋(いるさや)」。昭和30年から存在する映画館を改装した風情ある建物が特徴です。落ち着いた雰囲気の中で、そば打ちが楽しめるとのこと。さっそく中に入ってみましょう。

案内されたのはお店の2階にある、その名も「そば道場」。

そば道場の中は広く、40名の団体でも体験が可能です。

手を綺麗に洗ってからエプロンを巻いて、初のそば打ち体験スタートです。

まずは、そば粉を混ぜて、お水を入れていきます。その日の温度や湿度によって水の分量も変わってしまうくらい、そば打ちは熟練の技と繊細さが必要。そばは生きていると実感させられます。

水を入れ終わったら丸める作業。なかなか力のいる作業です。

入佐屋のオーナーである師匠が丁寧に指導してくれます。みんなの目つきも真剣そのもの。

乾燥してひび割れしないように素早く作業しないといけません。最後は師匠がビシッとまとめてくれました。

作業はどんどん進みます。なんせ手際が命ですから!師匠がまとめた生地を丁寧に伸ばしていきます。

生地が薄くなるにつれてさらに慎重さを増していく必要があります。決して生地が破れないように、同じ厚みで、まな板全面に広がるまで伸ばします。かなりきついけどあとひと踏ん張り。

綺麗に伸ばしたら、今度は細く切っていきます。

上手に均一に切れています!全て切り終わればそば打ち終了です。この時点で空腹度200% 早く食べたい!

1階に降りて、女将さんがそばを茹でてくれるのを待ちます。初めて打ったそばに大緊張、そのお味はいかに?

うん!おいしい!!やっぱり自分で打つとひと味もふた味も違います。

こちらが自分たちで打ったそば!やはり師匠の打ったそばと比べると違いは歴然ですが、この見た目も愛嬌。とても美味しいお蕎麦が作れました。

出石生まれのお酒「楽々鶴(ささづる)」を求めて

ここが出石を語る上でよく名前を聞く有名な酒蔵。その名も「出石酒造」です。創業は1708年と古く、酒の名は「楽々鶴」といいます。この赤い土壁が特徴の建物は実際にお酒を造っている場所。壁に近づくと、ふんわりお酒のいい香りがします。300年以上ここに建っていると思うとすごい!

こちらがお店の入り口です。さっそく入ってみましょう。

中に入ると少しひんやりしています。

お目当ての「楽々鶴」が並んでいます。試飲ができるということで、さっそくいただきます。

くぅ〜!おいしい!!いただいたのは「上撰原酒」。しっかりとお酒の味がしておいしい。

続けて「上撰」にチャレンジ。さっぱりとして飲みやすい!これはどんどん飲んでしまう。

お酒をわかりやすく説明してくれたお母さん。お母さんのお話を聞いていると、どんどんお酒が進んでしまいます。

すっかり出来上がってしまいました。あまりのおいしさに、ここぞとばかりに3人ともお酒を購入!出石酒造の「楽々鶴」は300年以上変わらずこの地でお酒を作り続け、店頭では毎日こうしてお客さんと直接コミュニケーションをとっているんですね。

旅のクライマックスは出石城の鎮守でもあった有子山稲荷神社へ

有子山稲荷神社(ありこやまいなりじんじゃ)は城内を通らず お城東側の「有子橋」を渡って参詣することができます。

本殿へ行くには、去年塗り替えたばかりの綺麗な鳥居をくぐり、157段の石段を上った高台にあります。これだけの鳥居が並ぶとかなり壮観です。

出石城最上段の本丸よりさらに一段高い場所を目指し長い石段を登ります。ここは城郭内にありながら、江戸時代から 身分を問わず、誰でも参詣できる神社だったようです。

石段を登りきったら、手水舎でお清めをして、いざ参ります。

有子山稲荷神社 本殿。左右には狐さんが見守ってくれています。しっかりお参りをして楽しい旅になったことに感謝しました。

本殿にお参りを済ませたら、出石のまち並みを一望できるスポットへ!

最後は身も心も穏やかになり、城下町をぼ〜っと眺めて、江戸時代の平和だったであろう出石を想像して、改めて今の世界も平和だということを実感。ご先祖様に感謝することができました。この穏やかな日本の原風景をこの先もずっと体験できることを祈りながら、これにて、今回の1泊2日の城崎温泉・城下町出石旅行は終了です。

時代は変わっても、どこか懐かしい日本のふるさとの風景と安らぎの気持ちを与えてくれる2つのまちが、きっとあなたにこれまで経験したことのない思い出をたくさん残してくれることでしょう。ぜひ、車でいく「城崎温泉・城下町出石」の旅行を検討してみてください。