夏になると、いつもよりちょっとだけ大胆になる。
いつもはできないようなことも、勇気を出して挑戦したくなる。
夏にはそんな魔法がかかっているかもしれません。
ここにくるとなんだか居心地がいい、鎌倉はそんな街。
季節が変わるたびについつい来てしまうけれど、
今回はちょっとだけいつもと違うことをしてみよう、そう決めてやってきました。
どの色が似合うんだろう?
今回はそう、浴衣でまちを歩こうと決めました。
色とりどり、さまざまな柄のゆかた。
自分に似合うのはどれなんだろう…
そうやって選んでいるうちにも、自分の胸が高鳴っていることに気づきます。
着付けをしてもらって、ヘアセットをしたら、
鏡の中にはいつもと違う自分。
ちょっと恥ずかしいような、でもうれしいような、くすぐったい気分です。
なんだか景色も、いつもと違う。
ここは、なんども来ている場所。
見慣れているはずの風景なのに、はじめて来た場所のように新鮮に感じます。
お昼は小町通りのカフェレストラン、「roomlax Cafe」へ。
席が広く、ゆったりした店内。写真を撮るだけで絵になります。
お昼を食べ終わったら、ぶらぶらと散策。
前から歩いてくるひとが、ふっと振り返ったり。
海外からの観光客に写真を求められたり、
お店のひとがいつもよりサービスしてくれたり…
わたしもまわりのひとも、ゆかたマジックにかかったみたいな気分です。
向かったのは、街のざわめきから少しはずれた、閑静な住宅街。
ここに行列のできる甘味処、「雲母(きらら)」があります。
お目当ては、もっちもちのおおきな白玉が入ったあんみつ!
さっきお昼ごはんを食べたことも忘れてしまう…?
それぐらい美味しい!
今日、ここにきてよかった。
ちょっとチャレンジしてみてよかった。
しみじみ、感じます。
暑さをたのしむ、日本らしい夏のすごし方。
ゆかたに着替えて、まち歩きを楽しんでみませんか。