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マリオさんが教えてくれる、スペインづくしのスペイン料理教室。

WRITER:asoview!編集部
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スペイン料理教室は数多くあるけれど、スペインの先生に、スペイン語のみで教わることができるチャンスなんてそんなに多くないはず! と思い切って申し込んだ「ラ・カサ・デ・ラ・アブエラ マリオのキッチン」。スペイン語どころか英語もそんなに話せないので行く前は不安だらけだったけれど、終わってれば「すぐにもう一度行きたい!」と思わせてくれる内容でした。

 

 友達と二人でアソビューで週末の遊びを探していた時に発見した、「La Casa de La Abuela(ラ・カサ・デ・ラ・アブエラ)マリオのキッチン」の料理体験。ひと際おしゃれな写真と、「スペイン語でおいしく楽しく、スペイン家庭料理を習う」というキャッチフレーズに心がわしづかみ。スペイン語で料理レッスンなんて、ワクワクが止まらない!(まったく話せないけど) 

 でも、よく考えたらスペイン語どころか英語さえも自信がない私たち。でも、たまにはこのぐらい刺激があることをやってみるのもいいのかな。ええい!予約ボタンを押してまえ!!

 

世田谷にスペインを発見!
 

目印は、このお洒落な看板。


 教室は小田急線・梅が丘駅から徒歩5分の一軒家。しばらく歩いていると、「絶対ここだ!」と確信できる、お洒落な看板を見つけました。恐る恐るインターホンを押してみると、中から「¡Hola!(オラ!)」と陽気な声。笑顔で出迎えてくれたのは、スペイン人のマリオさん。さっそく予習したスペイン語で「ブエナスタルデス、ムーチョグスト(こんにちは、はじめまして)」と挨拶してみます。

  ところがちょっと困ったことに!「この子はスペイン語が話せる」と誤解されたのか、マリオさんはぶわーっと話を続けます。やばい、どうしよ……。

 戸惑いが伝わったのか、「オーケー! だいじょうぶ~」と笑顔でキッチンのある二階へ案内してくれました。「あ、日本語も話せるんだと」、ホッとします。


家の中までスペイン風。
 

上:マリオさんはアストゥリアス地方出身のスペイン人。
左下:テーブルもかわいく装飾されています。
下中:奥にはアットホームなリビングも広がります。
下右:スペイン人ギタリストの曲が流れていました。


 ちょっと緊張しながら、エプロンを用意していると、「カフェ? ビノ?」とニッコリ。ちなみにここからは、ほぼすべてスペイン語です。「カフェ」と答えると、「なぜ⁉ 本当にいいの?」(たぶんそう言っている)と、笑顔で美味しいコーヒーを入れてくれました。(ちなみにビノとはワインのこと。ワインと知っていれば絶対ビノっていったのに!)

 ちなみに、スペイン人はかなりのコーヒー好き。café solo(カフェ・ソロ)はエスプレッソのことで、これに少しだけミルクを足したのがcafé cortado(カフェ・コルタード)。一般的にはカフェ・コルタードが飲まれるそうで、ブラックが好きな私はミルクを断ると、「ツウだね~」といった感じで(たぶん)褒められました。

  スペイン語がまったく分からない私でも、マリオさんの優しい表情とコミカルなジェスチャーのおかげで、楽しい料理教室になりそうな予感がわいてきました。
 

料理教室、はじまります。
 

左上:下ごしらえは、終わっていました。
右上:マリオさんこだわりの調味料は日本でも購入可能。
左下:パエリアに使用する、濃厚なイカ墨ペースト。
右下:スペイン語で書かれた、献立メニュー。


 スペイン料理は作るのが難しそうというイメージがありましたが、マリオさんのレシピは簡単で材料もシンプルにと、工夫されています。すべて日本のスーパーで買える食材を使っていて、例えばイカ墨やスパイスも、彼が実際に近所で買い物をして、使いやすかったものを紹介してくれます。

 

ちなみに、本日のお品書きはこちら。

PAELLA(パエリヤ)
スペイン東部バレンシア地方発祥の、米と野菜、魚介類、肉などを炊き込んだ料理。今日はイカ墨を使った、ちょっと大人のパエリアをつくります。

PINCHOS(ピンチョス)
小さく切ったパンにハムやトマトなど、食べ物がのせられた軽食。マリオさんはお気に入りの生ハムとピーマンでアレンジします。

SOPA DE AJO(ソパ・デ・アホ)
スペイン語でアホはにんにく、ソパはスープ。スペインの家庭で作るにんにくのスープのことで、他の料理との相性も抜群だそうです。

 

お米を入れるお皿も、スペイン陶器を使用。

 

 まずはメニューと材料の説明から。「トマテ、アロス……」とトマトやお米などの実物を指さしながら教えてくれるので、私でも理解が進みます。ただ、日本語のレシピは(今のところ)ありません。分量と作り方は見たり聞いたりしながらメモしていきます。玉ねぎは半分、ニンニクは1片、お米は2人分で200g、ピーマンは細切りで……。途中で追いつかなくなり、「ちょ、ちょっと待って~!」と思わず(日本語で)叫ぶと、説明を止めてくれました。マリオさん、やさしい♥

 

さっそくパエリヤから。
 

具材に火を通したら、お米を入れて炒めます。

 

 お料理は、マリオさんがつくる形でどんどん進んでいきます。実は普段、あまり料理をしない私は見ているだけでも楽しかったのですが、友人は「私もやりたい!」と(もちろんジェスチャーで)伝え、料理に参加していました。今さっき覚えたスペイン語を織り交ぜながら、マリオさんと二人で手を動かす彼女。ちっ、私も手を上げればよかったぜ。

 そうこうしているうちに、パエリアのいい匂いがしてきます。

 

 

(動画:「ハリーポッター!」とおどけながら、マリオさんはイカ墨で真っ黒になったパエリアをぐるぐる混ぜていました)
 

 

 次に作るのはソパ・デ・アホという、ニンニクスープです。
 

固くなったパンを利用してつくります。


 スープは、パエリアを蒸している間に手際よくササっと。ものの10分で出来上がりました。香ばしくスパイシーな香りに、食欲がわいてきます。

 ふむ、料理をしている人はこんなにも素敵に見えるのか。私もやっぱり、料理をはじめなきゃな。

 

最後にピンチョス。
 

ハムとピーマンを使うのがマリオさん流。


 ピンチョスはもっと簡単で、用意した材料を乗せるだけ。手軽に食べられるおつまみですね。

 よく見ると、料理が盛り付けられているのはすべてスペイン陶器。うーん、お皿って大事だな。いいうつわを手に入れれば、きっと料理にも本気になれるハズ。そういえば来月、妹が新婚旅行でスペインに行くと言っていたから、お土産はスペイン陶器をオーダーしよう。

 

ケ アプロベーチェ!(召し上がれ)

スペイン流にセッティングされたテーブル。

 

 約1時間で完成した3品を、いよいよ試食します。グラスには、なみなみと注がれた赤ワイン。スペインでは昼間からお酒を飲むのは当たり前で、ビールはもはや水代わりなのだとか。

  「ゆっくりしてってね~(たぶんそう言っている)」と、奥にあるベランダへ。あれ、マリオさんは一緒に食べないのか。ちょっと残念。
 

 というわけで、ここからは友人と二人の試食タイム。

  「このスープ、ニンニクすごい利いてておいしい~! あ、でもデートの前は食べられないね(笑)」

 急にお喋りになる二人。やっぱりスペイン語だから緊張感があったのかな。マリオさんはそれを感じて、あえて席を外してくれたのかも。昼間から美味しいスペイン料理を食べながら、ワインと楽しいお喋り。なんて素敵な休日! 幸せです。

 

 マリオさんが戻ってきました。

  「ワイン、もっといる?たらふく食べて、飲んで楽しね!」と、気遣ってくれるマリオさん。今日、「はじめして」をしたとは思えません。

  「スペインの人ってマリオさんみたいに、みんな陽気で優しいのかな」

 スペインとスペイン人男性に、二人は心を奪われたようです。

 

 最高においしくて、とっても楽しいひと時も終了。

 五感のすべてでスペインを感じた半日は、本当にスペインの田舎に遊びに来たかのような充実した時間でした。

 

  「今度はスペイン語をもう少し勉強して、またマリオさんの料理教室に行こう!」
 
 帰り道でした約束は、年内に実現する予定です。 

 

おまけ
 

家に帰ってからも楽しみ!

 食べきれなかったらテイクアウトもOK。使い捨ての容器は自由に使っていいので、少人数でも安心して予約できます。

 

記念にパシャリ!

 意外とシャイなマリオさん。「写真を一緒に撮って」というと、ちょっと照れくさそうにしていました。

 

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