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古代ロマンと日本文化が体感できる鳥取・島根の山陰スポット5選

WRITER:asoview!編集部
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今回ご紹介するのは、西は島根の出雲から東は鳥取の皆生温泉までをじっくり巡る山陰の旅。厳かな寺院で歴史と食を、国内最大のパワースポットでご利益を、名湯で湯三昧を、さらには港で美味しいお酒を、と鳥取&島根の魅力を凝縮しました。大切な家族や友達と訪れて、楽しい山陰旅を味わってください!

出雲大社 「八足門(やつあしもん)」の特別参拝

 「古事記」に創建が記されているほど古い歴史を持ち、あらゆる良縁を引き寄せて結んでくれることで知られる出雲大社。最近では最強のパワースポットとして訪れる人も多いようです。そんな出雲大社が2015年4月より行っているのが、「八足門」内の特別参拝。通常は正月の三が日などの特別な日や、ご祈祷を受けた人以外は足を踏みいれることのできない場所ですが、今回の平成の大遷宮事業期間中(平成20年4月~31年3月)は桜門や本殿を間近で拝むことが可能です。そんなありがたい「八足門」内特別参拝ツアーをご紹介します。

 まずは、出雲大社の東側に隣接した「古代出雲歴史博物館」内のツアーデスクでで受付を行います。ツアーのチケットは歴史博物館の常設展示の観覧料も含んでいて、出雲大社の境内から出土した宇豆柱や出雲大社の古代本殿1/10復元模型、さらには419点もの青銅器などを見ることができます。大社への出発は13:00と14:30の2回となりますが、どちらも出発前の観覧がおすすめ。博物館内は自由観覧のため時間を考慮して訪れましょう。なお予約受付は開始時刻の30分前まで。事前のチェックをお忘れなく。

 博物館の観覧後は、いざ出雲大社へ。参道を通りながら専任のガイドさんが境内の紹介などをしてくれます。参道の途中には、出雲に古くから伝わる神話“因幡の白兎”を表した「御慈愛の御神像」や、修行中の大国主大神の前に幸魂奇魂という魂が現れた神話のワンシーンを表す、「ムスビの大神」の像などが鎮座しているので、見逃しは厳禁!事前に出雲の神話を理解してから訪れると、さらに楽しめること間違いなしでしょう。

 

 御本殿前を通って、目的地となる「八足門」内へ。門内ではお祓いをしていただいたのちに各自で参拝をします。その際、神職が出雲大社の由緒や遷宮についてわかりやすく解説をしてくれます。ツアーの最後には参加者全員に「平成の大遷宮」にまつわる記念品の授与があり、八足門前で解散となります。

 その後は、神楽殿などを参拝して様々なご利益やパワーを感じてください。なお今回のツアーでは「八足門」内での撮影は一切できません。またジーンズやタンクトップ、短パン、サンダル等では参加出来ませんのでご注意ください。多くの魅力を秘めた「八足門」内に入れるのはこの特別期間中だけ。このチャンスを生かして学び、最強の御利益をあずかりましょう!

 

スポット詳細

ツアー名称:出雲大社 平成の大遷宮記念特別企画
古代出雲歴史博物館観覧と出雲大社「八足門」内での特別参拝
電話:0120-333-556(㈱一畑トラベルサービス、受付/9:00~18:00)
※3/19までのお問い合わせは 0852-21-0277 となります。
集合場所:古代出雲歴史博物館内ツアーデスク
出発時刻:13:00、14:30 ※10分前集合
参加料:3,000円、小・中学生2,000円、未就学児無料
URL:https://www.ichibata.co.jp/travel/izumoji/pray/index.html

 

 

清水寺 境内の宿「紅葉館」

 厄払いの寺として知られる島根県安来市の古刹・清水寺。587年に開かれた天台宗のお寺で、千年杉が生い茂る清水山の中腹を中心に広大な境内が広がります。近年ではパワースポットとしての認知も多いそうで、山陰唯一の三重塔や、ハート形の「薩雲若(そうにゃ)の池」が人気のようです。また県立自然公園の景勝地としても有名で、春には美しいソメイヨシノが、秋には鮮やかな紅葉が境内の三重塔を華やかに彩ります。

 そんな清水寺の境内に佇む老舗旅館がこちらの「紅葉館」。80年以上もの間、境内の宿としてこの地で営業を続けながら、多くの客人をもてなしてきたそうです。清水寺参道前の駐車場から徒歩で10分ほど、清水寺を背に上がると厳かな雰囲気の宿が見えてきます。

 各部屋は全て広々とした純和室。部屋によっては大きな窓から三重塔などが望め、普段の喧騒をすっかり忘れられるほどの素敵な時間が過ごせます。また日本らしい佇まいと高いホスピタリティから日本人リピーターはもちろん、外国人客からも評判の様子。さらに数年前からFREE Wi-Fiの使用も可能となっていて、古風な日本を感じながら“利便性に長けた宿”という環境も、支持される理由のひとつとなっているのかもしれません。


 

 そんな紅葉館は、前菜からデザートまでがついたコース仕立ての精進料理がいただける場所としても有名です。地元の旬の素材をふんだんに使用した体に優しい味はまさに絶品。2月の料理を例に挙げると、イカの刺身に似せたわらび餅「精進いか刺し」やウナギのかば焼きに似せた豆腐「精進鰻の蒲焼」などのいわゆるもどき料理をはじめ、クワイの煎餅や菊芋を使った前菜盛、ユリ根や蕗の薹、胡麻豆腐に出雲そば割子などどれも工夫を凝らした珠玉の一品ばかり。最後は旬の果物までついて、肉や魚を使わずとも満足間違いなしです。ちなみに2,700円(税込)以下の精進料理に限っては、予約の必要はありませんが時間がかかるかもしれないので当日でも事前に電話を入れましょう。

 ランチをいただいた後は、自然の音だけが響き渡る清水寺の境内散策へ。山陰のなかでもかなりのパワースポットとして知られるため、前述のとおり三重塔や薩雲若の池、そして本堂へは必ず立ち寄りを。健康的な美味しい料理と最強のパワースポットにより、幸せな時間が過ごせるに違いありません。

 

スポット詳細

名称:境内の宿 紅葉館
電話:0854-22-2530
住所:安来市清水町528
営業時間:11:30~14:00(ラストオーダー)
休み:不定休
URL:http://www.kouyoukan.co.jp/

 

 

境港の老舗酒造「千代むすび」

 山陰随一の漁港としてはもちろん、ゲゲゲの鬼太郎の作者・水木しげるの出身地としても知られる境港で慶応元年より営む老舗の蔵元「千代むすび 岡空本店」。地元の「本物で安心」できる原料にこだわった酒造りで、「ふくよかな味、香り、飲み後はすっきり」といった美味しさを基本としているそうです。

 そんな千代むすびでは、実際に蔵の中に入って酒造りの工程が学べる酒蔵見学を普段から行っています。米を磨いて既定の歩合にする精米に、麹菌を繁殖させる麹室、酵母を培養する酒母づくり、酒の貯蔵など、日や時間帯によってみられる工程は様々ですが、どの工程でも酒造りに真剣に取り組む職人さんの姿は必見です。見学は20分ほど。一人でも団体でも可能ですが事前の予約が必要です。

 

 見学後は、お酒好きにはたまらない日本酒の試飲です。通常は見学後には無料の試飲が楽しめますが、今回用意いただいたのは、しっかり飲める有料の試飲セット630円。右から精米歩合60%の純米辛口、50%の純米吟醸強力、40%の大吟醸と同じ酒米を使用しながらも味わいの異なる3種類が楽しめます。試飲セットというだけあってかなり魅力的なお値段。お土産を、とお考えの方にはぜひともおすすめです。ただし、運転されての試飲はご遠慮ください。

 ちなみに店長の山本さんにお店からのおすすめを聞いたところ、「最高精米30%の純米大吟醸強力30ですかね」とのこと。(写真真ん中)米の芯の部分のみを使用した純米大吟醸で、深い味わいでありながらキレのある味が日本酒好きの心を掴むそうです。手間暇をかけた贅沢すぎるお酒。この機会にお試しを。

 実は「ゲゲゲの鬼太郎」とのコラボしたお酒やグッズなども多く、酒蔵見学でもいろんな場所に妖怪たちが点在しています。探してみるのも楽しみ方のひとつかもしれませんね。「永遠に人と人との幸せを結ぶ絆」の意味を持つ千代むすび。美味しさを通じて幸せを届けたいという思いが、実感できるのではないでしょうか。

スポット詳細

名称:千代むすび 岡空本店
電話:0859-42-3191
住所:鳥取県境港市大正町131 
料金:無料(酒蔵見学&試飲体験、前日までの要予約)
URL:http://www.chiyomusubi.co.jp/

 

 

美しい景観と美味を楽しむ「東光園」

 白く美しい日本海沿いの浜沿いの皆生温泉の名宿として知られる「東光園」。まず驚かされるのが建築家・菊竹清訓が1964年に設計した出雲大社を模したホテルの外装です。鳥居の建築法を用いた独創的デザインが建物内には随所に見られ、最初で最後とも言われる建築様式を用いているそうです。2017年の秋には、本館「天台」が国の登録有形文化財に登録されています。

 ホテルを入ってすぐ目の前に広がるのが、天台の庭・風の庭・捨ての庭・里の庭・郭の庭・雲の庭・染めの庭の七つの庭で構成された「東光園七庭」。彫刻家・流政之氏の作庭として知られるホテル自慢の景観です。また前述の本館「天台」には海風が吹き抜ける空中庭園がしつらえられているので、こちらも見逃すことはできません。

 

 モダンな雰囲気と美しいしつらいで、昭和天皇や皇后両陛下をはじめとする皇族関係者の方の常宿として利用度の高い本館「天台」、さまざまな趣味・嗜好の異なるデザインと調度品にリピーターの多い「喜多の館」、そして庭園の一角に佇む数寄屋造りの「離れ」とホテルのタイプは大きく分けて3つあります。全てにおいて最高のホスピタリティと最高の景観を用意していて、誰もが満足ゆくことは言うまでもありません。

 そしてなんと言っても、一番の楽しみは安心安全を謳う自然食のランチバイキング。農家直送の無農薬野菜に、境港で水揚げされた旬の魚介、大山のハーブ鶏、自家製豆腐、そして最高峰のお米として知られる鳥取県産「きぬむすめ」など体が喜ぶものばかり。山陰の贅沢な「美味しい」を心ゆくまで味わってください。

 最後は、ランチバイキングとのセットが嬉しい温泉へ。こちらは、皆生温泉の特徴でもあるデトックス効果に期待が持てる食塩泉と、皆生で唯一自噴する美肌の湯として知られる弱アルカリ泉の二種の源泉が楽しめるようです。 そのためか女性人気がかなり高いとか。ちなみに “染ヶ湯”の露天風呂「郭の湯」も彫刻家・流政之氏の作。日本庭園にある温泉のような美しい芸術に癒されることでしょう。

 今回紹介したランチバイキング&日帰り温泉への利用はもちろんですが、山陰旅の拠点としても間違いのない宿のひとつ。目的に合わせてぜひご利用をお考え下さい。

 

スポット詳細

名称:東光園
電話:0859-34-1111
住所:鳥取県米子市皆生温泉3-17-7
レストラン営業時間:ランチ11:30~14:00(ラストオーダー13:15)
料金:1,350円 子供/830円 幼児/520円
休み:火曜日  ※水曜日は男性風呂集中清掃のためご入浴いただけません
URL:http://www.toukouen.com/

 

 

えびす様の総本宮「美保神社」

  島根県のパワースポットといえばまず思いつくのが前述での出雲大社。多くの人がそのように答えるとは思いますが、実はもう一つ歴史的にも位置的にも大きなパワースポットとして注目を浴びる神社をご存じでしょうか?それは、こちらの美保神社です。ご祭神は「事代主神(コトシロヌシノカミ)」と「三穂津姫命(ミホツヒメノミコト)」。事代主神は漁業や商業の神様、いわゆる”えびす様”のことで、三穂津姫命は農業の神様です。実は、全国に3385社あると言われ、商売繁盛の神としても知られるえびす様の総本宮がこちらの美保神社なのです。

そして、出雲大社との関係ですが、美保神社の祭神・「事代主神」は出雲大社の祭神「大国主神」の長男であるということ。要は親子の関係ということです。また位置的にも驚くような関係性が生まれていて、出雲大社は出雲日御碕灯台、美保神社は美保関灯台が宍道湖を挟んだ島根半島の両沿岸部にあり、この二つの灯台は「世界灯台百選」に選ばれた日本の灯台5選の内の2つなのです。この不思議な関係性が出雲大社とのつながりをさらに強めているようにも思えます。

境内の奥に佇む社殿では、毎日8時半と15時半に、神恩に感謝する儀式が行われています。美しい神楽の音色と巫女の舞を見るために訪れる人も多いようで、凛とした厳かな雰囲気は誰もが魅了されることでしょう。出来れば朝御饌祭(あさみけさい)に訪れて、心を新たに素敵な一日の始まりを迎えてください。

 

また全国では1月に行われる商売繁盛の祭典「十日えびす」が有名ですが、美保神社では「七日えびす」といいます。実は事代主神が日本神話にある国譲りの際に海へお隠れになった日が7日だったことが理由だそうで、月次祭も毎月七日。よって十日えびすを総本宮で!と意気込んで1月10日前後に訪れても、すでに終わっているためご注意ください。

さらには美保神社の鳥居をくぐった右手に見えるのが、江戸時代の参拝道の遺構として残る「青石畳通り」です。雨にぬれると蒼く光る石畳が情緒あふれる景観を演出。美保神社を訪れる際はぜひ訪れてみてください。

出雲大社のだいこく様、美保神社のえびす様。この二つのスポットを巡ることにより、更なるご利益の期待が持てるともいわれており、最近では出雲大社だけではなく、この美保神社も訪れる「えびす・だいこく両参り」をする方が増えているそうです。せっかく山陰に来たのであれば、両方のパワースポットへ足を延ばしてみてはいかがでしょう。

 

スポット詳細

名称:美保神社
電話:0852-73-0506
住所:島根県松江市美保関町美保関608
拝観料:無料
URL:http://mihojinja.or.jp/

 

 

 山陰の美味しいもの&パワースポット巡りはいかがでしたか?もちろん、今回ご紹介したスポット以外にも、出雲や松江、境港には美食処や見所がたくさん。とても一泊ぐらいじゃ周りきれませんので、今回は初めての方でも存分に楽しめるスポットとして厳選しご紹介しました。食で喜び、温泉で癒され、そして神のご加護を受け取って週末のパワーチャージに!贅沢で素敵な山陰旅を、ぜひご検討ください。