東京・両国国技館で日本の国技「大相撲」を生で観戦しよう!館内の魅力をたっぷりご紹介!

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東京墨田区にある両国国技館は、大相撲をはじめプロレスやボクシングなど主にスポーツの試合が開催されている施設です。両国は相撲の街として知られており、街の中や両国駅の近くで浴衣姿の力士がよく見かけられます。大相撲の本場所は年に6回行われていますが、両国国技館で開催されるのは1月場所・5月場所・9月場所の3場所です。他の3場所は大阪、愛知、福岡で開催されています。ここでは両国国技館の魅力や見どころ、あまり知られていない情報をたっぷりとご紹介します。

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両国国技館で大相撲観戦デビューしよう

大相撲を生で観戦された方はいらっしゃるでしょうか。1度は観てみたいけれど、相撲観戦はなんとなく敷居が高そうと躊躇していませんか。どの席に座ればいいかわからないからと、ためたらっている方も多いと思います。そんなに難しく考えなくても大丈夫です。日本の伝統が感じられる大相撲は、食事やお酒をいただきながら楽しめる最高の娯楽空間です。実際に両国国技館で大相撲観戦する方法をご紹介します。両国国技館は座る席によって価格も楽しみ方も様々です。

チケットの入手方法は?

まず日程と席種を決めて事前に席の予約をします。両国国技館は1階と2階にわかれていて、力士を間近で見たい人は1階前列に近いマス席(桟敷席)がオススメ。四角形に仕切られており平均で4人が座れる席です。土俵を4面のどこから観るかも観賞のポイントで、土俵に向かって正面が「正」、その反対が「向」と呼ばれています。立ち会いを正面から観たい人はこの2面がオススメです。立ち合いは大相撲の最大の見どころで見応えがあります。「正」から見て右側が「西」で左側が「東」です。力士が通る「花道」は、大相撲ファンでなくても知っている言葉ですよね。花道は取組を終えた力士が控え室に戻る時に通る道で「向」の両側にあります。
相撲観戦をリーズナブルに楽しみたい人は2階の椅子席か自由席がオススメです。上の列に行けばいくほど、ほぼ真上から土俵を観るようなカタチになります。全体が見渡せ開放感たっぷりです。マス席とはまた違った相撲の楽しみ方ができるでしょう。チケットの購入は、インターネットと電話、窓口、コンビニエンスストアから申し込めます。主な前売りチケットの発売所はチケット大相撲や相撲案内所、パソコンと携帯からアクセス可能なeプラスです。チケットを手に入れたら観戦日を楽しみに待ちましょう。

かぶりつきの位置で楽しめる砂かぶり

土俵周囲の「溜席(たまりせき)」は別名「砂かぶり」と呼ばれています。土俵を下から眺められる、まさにかぶりつきの位置です。取組によっては力士が土俵から転がり落ちてくる場合もあります。ある意味スリルに満ちた席です。力士の迫力が間近に感じられるでしょう。料金は1席14,800円で、1人ずつ座布団に座り観戦が楽しめます。ただし飲食や写真撮影は禁止です。人気席のため抽選方式で当選した人だけが観戦できます。チケットを入手するのは実は至難のワザです。それでも観たい方は諦めずに応募しましょう。

大相撲の粋を感じるマス席

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溜席が最も人気かと言えば実はそうではありません。1番人気はマス席です。その理由は、土俵の迫力を間近に感じながらお弁当を食べたりお酒を飲んだりして楽しめるため。大相撲を観戦しながらお祭り気分が満喫できます。マス席でしか観賞しない人もいるほどです。力士がぶつかり合う音が生々しく聞こえ、さらに行司や呼び出しの伝統が感じられる場所です。

マス席の値段は?

マスA席(1~8列目)のチケット料金は、1人あたり11,700円。1人用から3人用、4人用、6人用と3種類用意されています。観戦人数に合わせて座席を選びましょう。マスB席(9~12列目)のチケット料金は1人あたり10,600円です。こちらは1人から6人用、2人用、6人用と、様々な人数構成で座りやすいでしょう。マスB席の12列目には4人用マスを2人で広々と利用できる「特別2人マスB席」が用意されています。カップルや夫婦での観戦にオススメです。少し狭めなマス席は2人で観るとゆったりと楽しめるでしょう。料金は通常の「マスB席」と同じです。
マスC席(13~15列目)のチケット料金は1人あたり9,500円。1人用、2人用、4人用、6人用のマスが用意されています。15列目は「特別2人マスC席」で、料金は同じです。さらに親方と記念撮影できる「4人マスC席」も用意されています。こちらも料金は同じで、とってもお得です。家族で相撲観戦をするなら「ファミリー/シニア桝席」はいかがでしょうか。マスB席とマスC席に設定されています。家族で観戦するならお得に利用できます。

いよいよ待ちに待った観戦

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両国国技館の周辺には色鮮やかな幟が掲げてあります。これから観戦できるんだと気分を盛り上げてくれるでしょう。幟をバックに記念撮影する人の姿が多く見られます。
国技館に到着して最初のお楽しみは入場口です。往年の名力士だった親方達がチケットをもぎってくれます。名力士に会える絶好のチャンスです。入場すると目の前に江戸時代の相撲興行の様子が描かれた錦絵があります。ここも記念撮影にピッタリのスポットです。また、錦絵の横にはお姫さま抱っこが体験できる力士の遠藤パネルが用意されています。ここでも写真にパチリと収めておきましょう。
正面入り口から国技館の館内に向かいます。ズラリと並べられているのは横綱・大関の等身大パネルです。訪れる人達を歓迎してくれます。当然、無言ですが…。ここも撮影スポットです。ご贔屓の力士をみつけたら一緒に並んで写真を撮りましょう。
進んでいると優勝賜杯や副賞がケースにズラリと並んでいます。お米や肉のほか、干しシイタケなどユニークな品々も満載です。

臨場感たっぷりのFM放送を聴きながら観賞しよう

正面エントランスには総合案内があり、車椅子の貸し出しやベビーカーの預かり、ラジオの貸出が行われています。ラジオの貸出の開始時間は14時半からです。ただし千秋楽のみ13時半からと1時間早くなります。料金は保証金3,000円とラジオ使用料200円の合計3,200円です。ラジオの返却時に保証金3,000円が返金されます。なおイヤホンは返却の必要がありません。
ラジオ貸出は人気があり、レンタルするのに時間を要します。できればFMラジオを持参して出掛けましょう。楽しめるチャンネルは3つです。オリジナル館内放送の「どすこいFM」と、NHK大相撲中継の日本語放送・英語放送です。「どすこいFM」が聴けるのは館内だけ。観客席の一角に設けてある放送席から臨場感たっぷりの放送が流れます。ゲストも大相撲OBをはじめ多彩です。

両国国技館で楽しむグルメ

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早めに両国国技館に到着したら相撲観戦の前に腹ごしらえしませんか。2階にはお弁当や軽食が販売されている国技館カフェがあります。土日はスゴイ行列です。10時から17時半の営業ですが、お昼時は外した方が無難でしょう。
2階の西側奥にある焼き立て屋は、たこ焼きやひよちゃん焼きなどお手軽に味わえるメニューが取り揃えてあります。アルコール類とソフトドリンクも販売されています。
ちゃんこをいただくなら地下1階の大広間へ向かいましょう。ちゃんこ鍋は1杯250円です。相撲部屋の大鍋で豪快に作られるちゃんこ鍋は場所ごとに部屋が変わり、色々な部屋のちゃんこが楽しめます。また、場所中でも醤油や塩、味噌など何度か味が変わります。広々とした大広間でお腹を満たしましょう。
2階にあるレストラン「雷雷」でもちゃんこ定食が提供されています。ほかにも両国ラーメンや親子丼セット、天ぷら盛合せと蕎麦の御膳、まぐろ漬け丼セットなど、あれこれ食べて見たくなるメニューが充実。オススメは国技館名物の焼き鳥丼セットです。ボリュームがありますが、意外と女性でもペロリと平らげてしまえますよ。場所中、両国国技館の地下で毎朝5時から1日6万本もの本数が焼かれています。観戦中に冷めてしまっても美味しく頂けるようにと6回タレに漬けるこだわりようです。焼き鳥もぜひ味わっておきたいメニューの1つと言えるでしょう。
ご飯のあとにスイーツはいかがでしょうか。ソフトクリームは季節によって色々な味が楽しめます。2階のテラス席に移動してまったりと過ごしませんか。相撲を観戦しつつ味わうならお弁当がオススメです。力士の好物や地元の特産品が入った力士弁当は1,150円です。

お土産を販売する売店も充実

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ひよの山売店には相撲協会公式キャラクター・ニワトリのせきトリくんグッズがズラリと並んでいます。ニワトリは2本足で立っているため土がつかず縁起がいいと言われています。相撲の錦絵や鮮やかな手ぬぐいは外国人に人気です。番付・書籍売店には相撲に関する書籍や番付表が販売されています。力士が使用する「びんづけ油」も販売されていますよ。そのほか力士のイラストや四股名の入ったグッズや白鵬マスクなどユニークなアイテムも充実。職場やお友達のお土産に配りやすいお菓子はいかがでしょうか。行事や呼び出しのカタチをしたチョコレートは人気があります。お相撲さん姿のお饅頭も可愛らしいですよ。佐川急便の受付があり、お土産を買い過ぎても安心です。

国技館を探検しよう

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両国国技館の1階には相撲博物館が入っています。展示室は1室のみで常設展示ではありません。年に6回展示が変更され、錦絵や番付、化粧廻しなど相撲に関する様々な見応えある資料が見学できます。試合前や観戦の合間に見学してみましょう。
2階の正面にはプリクラが置かれています。料金は1回500円です。幕内全力士のフレームが揃っています。フレームは1回の利用で2種類選択可能です。シールの分割選択画面では2本のタッチペンを使用して自分好みにデコレーションできます。好きな力士と一緒に2ショット画像を残しませんか。
1階の屋外には力士の出世を願った出世稲荷神社と商売繁盛を祈願した豊国稲荷神社が並んでいます。2つの神社は豊臣秀吉ゆかりの神社で、開運・出世のご利益があるといわれています。両国国技館に訪れた多くの人がお参りしている神社です。神社の前で出世祈願をする力士の姿が目に浮かびますよね。厳しい練習を重ねている力士には、なんとしてでも出世してもらいたいものです。
お参りする順番は、右の出世稲荷神社が先で、次に左の豊国稲荷神社です。出口に向かって進んで行くと君が代にも歌われている「さざれ岩」があります。話のネタにも一見の価値ありです。
1階東西の喫煙所スペースにコインロッカーが設置されています。両国国技館のコインロッカーは、数はそんなに多くありませんが覚えておくと便利でしょう。

両国国技館のトイレ事情は?

満員御礼の際には11,000人を超える人が集まる両国国技館のトイレはかなり混み合います。客層の男女比にも左右されますが、30分程度は並ぶと覚悟しておいた方がいいでしょう。駅付近にもトイレが少なく、両国駅のトイレもかなり並びます。トイレは両国に向かう前にまず1度済ませておきましょう。

気になる懸賞金は?

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相撲の取組前に呼出しが土俵を一周しながら手にしているのが懸賞旗です。大きさは縦が120cm、横は70cm。力士は左、右、中央の順番で手刀を切って受け取ります。1本の懸賞は62,000円で、その中から取組表への掲載料と場内放送料に5,300円、力士の税金調整費に26,700円が差し引かれ、土俵上で力士に渡される袋の中身は30,000円です。
以前は1つの取組にかける懸賞は1社につき1本と決まっていました。しかし平成12年5月場所の12日目、栃乃花と千代大海の取組で永谷園が2本かけて以降、広告費としては安価だと懸賞をかける企業が徐々に増加。平成27年の9月場所には1場所の総本数が1,979本に達したほどです。

本場所の時間割りは?

本場所の1日を時間割でご紹介します。1日中、見どころ満載ですよ。開場時間は8時です。8時半くらいから取組が始まります。13日目以降の取組は午前10時頃からです。テレビ中継は15時からで取組は午後から行われていると思われがちですが、実は朝から取組が始まっています。
幕下以下の力士は人数も多く土俵に上がってから立ち合うまでの時間があっという間です。照明も暗めで、お客さんの拍手もパラパラとまばら。次々と静かに終了していきますが、中には入門して間もないのに勢いのある力士がいたり、体は小さくても俊敏な動きをする力士がいたりと、上位番付とは違った相撲を楽しめます。
午後は14時20分頃から十両が土俵入りします。取組は14時40分頃からです。15時45分頃からお待ちかね幕内力士の土俵入りが始まります。人気力士たちが色鮮やかな化粧まわし姿で土俵を1周ぐるりとまわります。場内の雰囲気が一気に華やぐ時間です。15時50分頃から横綱が土俵入りします。太刀持ち・露払いを従えて堂々とした入場です。柏手を打って四股を踏む横綱に会場から「よいしょ」の掛け声がかかります。一緒に声を上げて一体感を味わってみて下さい。16時15分頃から幕内の取組が始まります。相撲道を極めた力士たちの熱戦は、一瞬たりとも目がはずせません。小結、関脇、大関と徐々に盛り上がっていきます。結びの1番の後に力士が弓を華麗に握る弓取り式が行われます。これは勝利した力士に褒美として弓を与えたのが始まりです。

場外で力士を間近に見るには?

力士は両国国技館へ入る際、徒歩で現れます。取組前の真剣なまなざしを間近で見るチャンスです。ただし場所入りの見学は通路を妨げたり、力士に触ったりしないなどマナーを守って接しましょう。取り組み後も入場時と同じく徒歩で出て行きます。勝負の後は本場所期間中のため、サインや写真撮影に応じない力士ももちろんいらっしゃいます。その場の雰囲気を察してマナーを守り、取組後の力士をお見送りしましょう。

なぜ大相撲人気は復活したのでしょうか?

日本人力士・琴奨菊関の優勝

大相撲は数年前に八百長疑惑の騒動でテレビ中継が中止になるなど前代未聞の事態に陥りました。しかし近年は連日「満員御礼」の垂れ幕が下がり、書店にも相撲関連の本がズラリと並んでいます。一体どのようにして相撲の人気が回復したのでしょうか。
まず回復のカギを握っているのは日本人力士の活躍でしょう。2016年初場所で日本人力士として10年ぶりの優勝を果たした琴奨菊関。美人で聡明な奥様もメディアで話題になりました。所属部屋の佐渡ケ嶽部屋がある千葉県松戸市で優勝パレードが行われ、出身地の福岡・柳川市でも結婚報告を兼ねた2回目のパレードが開催。普段は船頭が操るどんこ舟で水路を下る観光名物の川下りコースを、横綱昇進へのゲン担ぎを込めて逆にめぐる川上りで実施されました。4kmほどの距離を15隻の舟を連ねて約1時間半かけて開催されたパレードは天候にも恵まれ、大勢の人で賑わい、お祝いムードに包まれました。

若手力士の活躍

相撲人気を盛り上げた功労者として、遠藤関やモンゴル出身の逸ノ城関も忘れてはいけない存在です。逸ノ城関は2014 年の5月場所で十両に昇進し、その場所で初優勝を成し遂げました。9月場所では横綱と大関を倒し史上初の快挙を達成。モンゴルにいた時は馬の生乳を毎日2リットル飲んでいたといいます。史上最速で関脇に昇進し、知名度が急速に上がりました。最近の成績は逸ノ城関も遠藤関も、いまひとつ芳しくありませんが、2人が現在の相撲人気に火をつけたといっても過言ではないでしょう。他にも、イケメン力士として注目を集めている隠岐の海関や勢関、ベテランながら頑張っている嘉風関の奮闘する姿など話題にのぼる力士の数は少しずつですが増えています。お気に入りの力士を発見して見守っていくのも楽しみの1つと言えるでしょう。

ソーシャルメディアを通して相撲に関する情報を発信

日本大相撲協会がFacebookやTwitter、LINEなどソーシャルメディアを通して情報発信を積極的に行っている点も見逃せません。多くの画像をアップして力士の様子や各地での巡業の雰囲気をリアルに伝えています。更新の頻度も多く見る度に新たな発見に出会うこともしばしば。生き生きとした表情の力士の素顔も垣間見れ、より身近に感じられる点も人気回復の大きな理由と言えるでしょう。
なお、場所中に両国国技館の1階エントランスで公式LINE登録すると各日先着で白鵬がモチーフにされたオリジナルのミニ缶バッジがプレゼントされます。貴重な非売品です。

日本相撲協会の営業努力

両国国技館内にはたこ焼きやおでん、ピザなど以前にはなかった売店が次々とお目見えし、野球場のようにビールの売り子さんも登場しています。また、横綱に赤ちゃんを抱っこしてもらえる特典付きのチケットや親方と記念撮影付きのチケットを販売するなど、新企画も続々と展開。相撲観戦を和装で楽しむ粋なプラン「和装day」にも注目です。着物を持っていない人でも着物のレンタル着装プランが用意されています。気軽に参加して和の雰囲気を楽しんでみませんか。さらに母の日向けにお手紙付のギフトチケットも販売されています。

外国人力士の奮闘

年々増え続ける外国人力士。国籍はモンゴルやアメリカをはじめ、中国やブラジル、ロシア、フィリピン、ジョージアやロシアなどさまざまです。2013年に引退した元幕内・高見盛の断髪式をご覧になられた方はいるでしょうか。人気者の力士だっただけに多くの外国人が感動のコメントを寄せ話題になりました。歴代の外国出身力士が最も多い国はモンゴルです。なぜモンゴルが強いのか諸説ありますが、1つは幼少時から親しんでいる乗馬によりバランス力や判断力、腕力がついているからと言われています。

海外の相撲人気は?

相撲は海外でも人気があるスポーツです。毎場所、平均して3,000枚ほどのチケットが売れています。また、旅行会社の相撲ツアーは発売開始後またたく間に完売。海外の車メーカーや飲料メーカーなどのCMにも力士が起用されています。外国人の相撲に対する関心は、今まで以上に高まっていると言えるでしょう。

若者からの相撲人気は?

前述したソーシャルメディアのほか、YouTubeなどの動画サイトで生中継があったり相撲のスマホアプリが開発されたりと、今までにないサービスで若者が気軽に相撲にふれる機会が増えています。何となく敷居が高いと感じられていた相撲に若い人が関心や興味を持ちやすくなりました。

土俵に塩をまくのは何故?

取組の際に力士は土俵に大量の塩をまきます。大量にまく力士もいて、使用される塩は1日でおよそ45kg。1場所に換算すると約650kgにものぼります。なぜ塩をまくのかですが、取組前に場を清め力士をケガから守るためです。ただし3段目以下の力士は塩をまけません。幕下になってようやく、しかも時間に余裕があるときのみ塩をまけます。力士にとって塩をまくのは昇進の目標のひとつでありステータスとも言えるでしょう。
また、力士が取組を行う土俵は場所ごとに新しく作られています。本場所前に行う儀式が「土俵祭り」です。場所中にケガや事故、災難に遭遇せず無事に終了するように祈願しています。

両国国技館は相撲以外でも使用されているの?

両国国技館は大相撲以外にもプロレスの試合やボクシングの試合、バレーボールの国際試合、体操のワールドカップの会場など様々なスポーツ競技に使用されています。また、スポーツ以外のイベントも開催。これまでに全国高等専門学校ロボットコンテストや昭和天皇御在位60年記念式典、M-1グランプリの準決勝も開催された施設です。2020年の東京オリンピックではボクシングの競技会場としての使用が予定されています。

何がおこるかわからない真剣勝負

2016年・春場所の千秋楽の一戦、白鵬と日馬富士の対戦は記憶に新しいシーンです。立ち合い、白鵬は自分の右手の平を日馬富士の目の前にかざして、すぐ左に動かせ日馬富士はそのまま土俵の外へ飛び出てしまい、あっけなく勝負終了。決勝の大一番でぶつかりもなくあっさりと勝負がついたため、観客もあっけにとられてしまいました。観衆は大ブーイングで座布団を投げ込む人もいたほどです。NHKで解説した元横綱の北の富士勝昭さんも「変化はやめてほしいですね。昔はこんな勝負はなかったと思います。」とコメントしています。白鵬自身も優勝インタビューの際にヤジが飛び涙を見せたのも印象深いシーンでした。何が起こるかがわからない勝負の世界。ぜひ生で観賞してみたいですね。

決まり手はいくつ?

勝ちが決まった時の技は決まり手と呼ばれています。決まり手の数は八十二手です。ほかにも非技(ひぎ)と呼ばれる、勇み足・腰砕け・つき手・つきひざ・踏み出しの5つの勝負結果があります。八十二手ある中でも基本技は、突き出し・突き倒し・押し出し・押し倒し・寄り切り・寄り倒し・浴びせ倒しの7つです。基本技の内容を簡単にご紹介します。
突き出しは相手の胸や肩を強く引っ張り、土俵の外へ出したら勝ちです。突き倒しは土俵の内外に関係なく、相手の体を手のひらで強く突っ張り倒したら勝ち。押し出しは親指と他の4本指をY字に開き、相手の胸や脇の下に当て土俵の外に出したら勝ちです。押し倒しは押し出しと似ています。違う点は土俵の外に出すだけではなく倒したら勝ちです。寄り切りは相手と体を密着させ、横か前に進み土俵の外に出したら勝ちになります。寄り倒しは相手と体を密着させ、体を預け倒したら勝ちです。浴びせ倒しは相手が体を弓なりに反らしたり、腰が砕けて体勢が低くなったりした時に全体重を相手にのしかけるよう預けます。潰して倒すと勝ちです。決まり手が制定されて以来これまでに1度も使われていない決まり手が4つあります。たすき反り・外たすき反り・撞木反り・掛け反りの4つです。この決まり手を行事の口から聞いてみたいものですね。

行司が腰に日本刀を差しているのは何故?

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大相撲の行司の中で1番位が高いのは立行司です。立行司の腰には本物の日本刀が差されてあるのをご存知でしょうか。采配のミスをしたら腹を切る覚悟を意味しています。
行事の仕事は「ハッケヨイ、残った、残った」と取組をさばき、勝った力士に勝ち名乗りをあげるだけではありません。取組編成会議の書記を務めたり、番付を相撲文字で書いたり、土俵入りの先導をしたり、決まり手のアナウンスをしたりと、多くの仕事をこなしています。行事の定員は45名です。行司にも力士同様に番付があります。最高位は木村庄之助、次位は式守伊之助です。

お米、くにもん、家賃が高いって?

大相撲の世界で一般的に使われている隠語をご存知でしょうか。後援者をタニマチ、負けたら土がつくなどです。他にも大相撲には隠語が沢山あります。お金や小遣いを「お米」、大食いを「恵比須講(えびすこ)」、稽古をサボっている力士を「かまぼこ」、同郷の人を「くにもん」、ケガや病気は「やまいく」、実力以上の地位に上がり成績が芳しくないと「家賃が高い」と言われます。他にもユニークな隠語がいっぱいです。例えば「お米」なら、勝利した力士が祝儀をもらった時に「お米いくらもらったのか」と別の力士が尋ねる時に使います。

地方巡業では何をしているのでしょう  

地方巡業は年6回の本場所とは別に行われ、春は関東地方、夏は東北地方・北海道、秋は中部地方・近畿地方、冬は九州地方と日本全国に出向いています。相撲ファンにとっては力士とのふれあいの場ですが、日本相撲協会にとっては貴重な収入を得る場所です。本場所さながらの熱い取組や、力士が相撲の禁じ手をコミカルに演じる「初切(しょっきり)」、七五調の囃子歌「相撲甚句(すもうじんく)」、髪結い、横綱の綱締めの実演などバラエティーに富んだ演目が披露されます。本場所とは違った魅力たっぷりのイベントです。力士たちは巡業のため入念に練習を重ねています。そんな面を微塵も感じさせないほど、場を和やかにしてくれる地方巡業。1日のスケジュールを追ってみましょう。

地方巡業1日のスケジュール

親方や力士は前日に巡業地に乗り込みます。巡業当日の開場は8時頃です。呼び出しが太鼓を打って開場を知らせます。幕下以下の稽古が始まるのは8時半頃です。関取を目指す力士が激しくぶつかり合います。握手会の時間は8時から9時頃です。人気力士が登場し15分交替で訪れたファンとふれ合います。十両・幕内の稽古は8時半ぐらいから10時半ぐらいにかけてです。
十両の関取から幕内・大関・横綱と時間を追うごとに番付上位の力士が登場します。激しい稽古を目の当たりにできますよ。関取の稽古が終了すると、10時半頃から15分ほど子供と稽古の時間です。地元の相撲クラブに所属している子ども達や、小中学生が人気力士に挑みます。小さな子どもが全力で力士にぶつかっていく姿に会場は大盛り上がりです。
11時くらいから幕下以下の力士の取組が始まります。場内の歓声が一段と大きくなるのは、地元出身の力士が登場する時です。序二段、三段目、幕下と若い力士の取組が進みます。取組の間に櫓太鼓打分(やぐらだいこうちわけ)や初切、相撲甚句など本場所では披露されない催し物が披露されます。化粧廻しを締めた十両力士が土俵入りするのは12時半頃です。幕内をめざす若い力士やベテラン力士が対戦します。幕内力士が絢爛豪華な化粧廻しを締めて土俵入りするのは中入り(休憩)の後です。力士が赤ちゃんを抱いて土俵入りすることもあり、和やかな雰囲気に包まれます。横綱が土俵入りするのは13時半頃です。太刀持ち、露払いを従えて入場します。会場にいる人達から盛大な拍手が沸き起こり会場が一気に華やぎます。幕内の取組が始まるのは13時50分頃からです。テレビでおなじみの力士が登場し館内は最高に盛り上がります。結びの一番が終わると弓取り式が行われ終了です。親方や力士は次の巡業地へ向かいます。地方巡業は普段は出向く機会のない場所に力士たちが足を運び、大相撲の醍醐味を私たちに披露する大規模なイベントです。

相撲部屋ごとのちゃんこ鍋をご紹介

貴乃花部屋は、鶏挽肉と豚挽肉を合わせる肉だんごがポイントです。ベースはしょうゆ味で仕上げられています。伊勢ノ海部屋のちゃんこ鍋は鶏がらベースで甘めの味付けです。徐々に鶏の旨味が染み渡ります。佐渡ヶ嶽部屋で代々受け継がれているのは塩ごま油ちゃんこ鍋です。そのほか、カレー味にしたりキムチ味にしたり味噌味にしたり、それぞれの部屋でもバリエーションはいくつかあります。気になる方は各相撲部屋の公式サイトをチェックしてみましょう。ちゃんこ鍋のレシピが詳しく公開されている部屋もありますよ。

ちゃんこの名称の由来は?

一般的にいろいろな材料が入った鍋がちゃんこ鍋です。ちゃんこの語源は諸説あります。有力な説は、ちゃんは父ちゃんのちゃんで、こは子どもを意味し、部屋の親方(父ちゃん)と弟子(子ども)が一緒に食べる親子鍋の意味です。また、長崎では大きな中華鍋をちゃんこと呼んでいます。長崎に巡業した力士が中華鍋で提供された料理を、ちゃんこと呼んだ説もあります。

歴史ある両国の街を再発見できる「両国にぎわい祭り」

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毎年ゴールデンウィークの時期に、国技館通り・回向院・両国国技館・東京都江戸東京博物館・両国駅広小路近辺で「両国にぎわい祭り」が開催されています。両国の街の活性化を目的に行われているイベントです。メイン会場の国技館通りでは、墨田区太鼓連盟による和太鼓揃い打ちや、地元のお囃子連によるお囃子が披露されます。また、両国国技館ではオリジナルちゃんこの競演「ちゃんこミュージアム」や焼き鳥の販売も実施。手作りのちゃんこは一杯500円です。本場・両国で食べ比べを楽しんでみませんか。力士の姿を間近に見ることが出来るチャンスです。地元町会・商店会・睦会の味づくし出店もあります。各会場を巡ってスタンプを集めると楽しい景品が当たるスタンプラリーも楽しめますよ。

両国国技館は見どころ盛りだくさんです。チョンマゲ姿の力士に会える非日常的な場所へ出かけてみませんか。

スポット詳細
名称:両国国技館
所在地:東京都墨田区横網1-3-28
アクセス:両国駅から徒歩約3分
定休日:不定休
営業時間:日により異なる
料金:溜席・1人あたり 14,800円
    マスA席(1~8列目)・1人あたり 11,700円
    マスB席(9~12列目)・1人あたり 10,600円、ファミリー/シニア桝B席 37,200円
    マスC席(13~15列目)・1人あたり 9,500円、ファミリー/シニア桝C席 31,200円
    イスA席(1~6列目) 8,500円、ファミリー/シニア椅子A席 20,800円
    イスB席(7~11列目) 5,100円、ファミリー/シニア椅子B席 15,600円
    イスC席(12~13列目) 3,800円
    自由席(14列目) 大人 2,200円、小人(4歳~15歳) 200円、通し券 20,600円
公式サイト:http://www.sumo.or.jp/

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