神代直物公園(調布市) 意外と知られていない魅力を徹底解説!

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東京都調布市の「神代植物公園」は、唯一の都立植物公園です。486,536平方メートルの広大な敷地に、4,500種類、10万株の植物が栽培されています。世界の植物を集めた温室も備え、年間を通じて多種多様な花が咲く植物の楽園。季節ごとのイベントも楽しみの1つです。植物に囲まれてリフレッシュ、ちょっと深呼吸しませんか?

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神代植物公園とは

神代植物公園の歴史は第二次世界大戦前にさかのぼります。1940年4月「東京緑地計画」にのっとり、「神代緑地」として整備がはじまりました。当時は主に東京の街路樹などを育てるための畑「苗圃(びょうほ)」として利用されてきましたが、戦後は一般に公開。さらに1961年10月20日、名称を「神代植物公園」にあらため、開園のはこびとなりました。開園以来、さまざまな施設を整備。植物に関する催しを通じて、都民の緑や環境に対する関心を高める役割を担っています。

神代植物公園へのアクセス

神代植物公園へは、電車とバスの併用・車でのアクセス方法があります。路線や最寄り駅、駐車場の詳細情報をご紹介します!ご紹介するバスの乗車時間はどちらも約20分です。

電車とバスでのアクセス

京王線「調布駅」を利用の場合

京王選「調布駅」で下車し、小田急バス「吉祥寺駅行き」、「三鷹駅行き」 または、京王バス「深大寺行き」に乗車し「神代植物公園前」にて下車。

京王線「つつじヶ丘駅」を利用の場合

京王線「つつじヶ丘駅」で下車し、京王バス「深大寺行き」に乗車し、「神代植物公園」にて下車。

JR中央線「三鷹駅」または「吉祥寺駅」を利用の場合

JR中央線「三鷹駅」または「吉祥寺駅」を下車し、小田急バス「調布駅北口」または「深大寺行き」に乗車し、「神代植物公園前」にて下車。

車でのアクセスと駐車場情報

中央高速・調布ICから降り、約5分ほどで到着します!車でのアクセスも可能ですが、休日は道路が混雑する場合もあるので公共交通機関の利用をおすすめします。

駐車場情報

24時間営業している専用駐車場は、料金1時間まで300円、以後30分毎に100円で利用できます。

神代直物公園の主な施設をご紹介

園内は栽培している植物の種類ごとに、大きく30ブロックほどに分かれています。主なものをチェックしましょう。本園の利用には入園料が必要です。

大温室

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2016年にリニューアルオープンした大温室は、一見の価値アリ。熱帯の花木室、熱帯スイレン室、ベゴニア室などを擁し、約1,300品種を栽培しています。リニューアルを機にチリ植物のコーナーを増設、またサボテン類など乾燥地の植物、世界自然遺産・小笠原諸島の植物の展示を拡充しました。温室のガラスを断熱性の高い複層ガラスへ交換してエネルギーの利用効率アップを図り、環境面も配慮されています。園路や手すりなどバリアフリー化が実施されたので、車いすやベビーカーで見て回れますよ。

つつじ園

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神代植物公園のシンボルのひとつが「つつじ園」です。クルメツツジ156品種、サツキツツジ124品種、リュウキュウツツジ10品種など合計約190種・12,000株という、ほかにはない規模のつつじの大群植は圧巻のひと言。江戸時代から続く、めずらしいつつじも観賞可能です。つつじは池の周辺に植えられ、池とつつじが織りなす美しい風景に癒されます。

自然林

深大寺の裏山にあたり、武蔵野の面影をいまに伝える雑木林です。枝を広げるのはクヌギ、コナラ、イヌシデ、エゴノキ、アカマツなど。季節によって新緑、紅葉、冬木立の風景を見られます。森林浴や散策にいかがですか?

芝生広場

広々した芝生広場は休憩やお弁当を食べるのにピッタリ。高さ2~3メートルまで成長し、白銀の花穂が印象的なパンパスグラスの巨大な株が芝生広場のシンボルです。

無料の施設も充実

神代植物公園は入園料が必要な本園のほか、敷地外にも施設を有します。こちらは無料で利用可能。深大寺の境内または参道を経由してすぐの場所にあります。本園から1度出る必要がありますが再入場できるので、深大寺門から出るときはスタッフにスタンプを押してもらいましょう。

水生植物園

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水辺の自然を観察できる「水生植物園」は、深大寺裏山の湧き水によってできた湿地を整備したもの。アシ、オギ、マコモ、コガマ、セキショウが自生するほか、新たにカキツバタ、ハナショウブ、ミクリ、コウホネ、アサザ、サクラソウ、ミソハギ、サワギキョウなどが植えられています。ときにはシラサギがエサを探しに来ることも。湿地内に設けられた木道は散策にピッタリです。

植物多様性センター

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東京の植物多様性保全の中心的役割を果たしているのが、「植物多様性センター」。植物の魅力や重要性を発信する「教育・普及」、ほかの植物園や大学などとの連携を図る「情報収集・発信」、都内で絶滅の危機に瀕している植物を守る「保護・増殖」の3つが主な役割です。建物内に植物や自然環境に関する展示・映像・図書がある「情報館」、講座や学習プログラムをおこなう「セミナールーム」を擁しています。屋外は見本園の「学習園」です。学習園は次の3つのゾーンに分かれ、それぞれの自然環境が再現されています。

奥多摩ゾーン

東京西部の山地を再現。落葉広葉樹林、湿地、石灰岩地エリアからなる。

武蔵野ゾーン

東京中部(多摩地域)の丘陵地や多摩川流域、台地を再現。礫地(河原)、雑木林、路傍、果樹園エリアからなる。

伊豆諸島ゾーン

東京の南海に位置する伊豆諸島の環境を再現。海岸砂地、海岸岩地、火山性草地エリアからなる。

すべてのゾーンを回れば「都内だけでこんな多様性に富んだ自然があるのか」と驚くはず。

【植物多様性センター】

 

  • 開園時間:9:30~17:00
  • 入園料:無料
  • 休園日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29~1月1日)
  • 電話番号:042-485-1210

※ペット連れや、自転車での入園はできません。

ドッグラン

植物公園外の東側にあり、犬がのびのび走り回れる環境が整っています。利用には登録が必要です。「畜犬登録の鑑札」と「今年度の狂犬病予防注射済票」の2点を用意し、毎週月曜日をのぞく9:00~16:00に神代植物公園第一駐車場窓口で登録をしましょう。10月~5月までは第1日曜日の15:00~16:00に「しつけ教室」、第3日曜日の14:00~16:00に愛犬と一緒にゲームに興じる「わんわん運動会」を開催。愛犬と一緒に参加しましょう。なお、ドッグラン以外のエリアはペット同伴禁止なのでご注意ください。

神代植物公園の季節ごとの見どころ

いつ訪れても植物を身近に感じられるのが神代植物公園のすばらしさ。1年中おすすめですが、季節ごとの見どころをおさえておけばもっと楽しめますよ。

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木々の芽吹きと色とりどりの花で、園内がもっともにぎわう季節です。一斉に花咲くようすは、まさに百花繚乱。花見スポットとしてもおすすめです。

さくら園(3月~5月中旬)

カンヒザクラ、ジンダイアケボノ、ソメイヨシノ、ヤエベニシダレなど65品種、約600本の桜が植えられています。品種によって開花時期が異なるので、長期にわたって花見が可能。2月のカンヒザクラにはじまり、オオカンザクラ、ソメイヨシノ、そして5月のサトザクラ類まで長く花見を満喫できます。

つつじ園(4月中旬~5月中旬)

神代植物公園のシンボルともいえるつつじ園は、4月初旬から開花シーズンを迎えます。クロフネツツジ、ハナグルマ、ホンキリシマ、コチョウノマイ、コチョウゾロイなど約190種・12,000株。つつじの見ごろが終わる5月中旬から6月中旬までは、つつじと入れ替わるようにサツキが満開になります。

ぼたん・しゃくやく園(4月中旬~5月中旬)

あでやかな大輪の花と甘い香りに満たされるのが、ぼたん・しゃくやく園。100品種・約480株のぼたんは4月中旬から5月初旬、70品種・約550株のしゃくやくは5月初旬から中旬が盛りです。ゴールデンウィークがちょうど見ごろにあたりますよ。

かえで園

樹木のみずみずしい新芽を見るなら「かえで園」へ。かえでは江戸時代から人気の樹木で、神代植物公園には45品種、130本が植えられています。ほかにも、モモ(3月~4月)やフジ(4月下旬~5月上旬)、シャクナゲ(4月下旬~6月上旬)が春の花。毎年4月に特設展示場で展示されるサクラソウも必見です。

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春に引き続き、花木に生命力が満ち溢れる季節です。ばらや水辺の花が人気を集めます。

ばら園(夏は5月中旬~7月)

ばら園は、現代バラを栽培する沈床式庭園、野生種・オールドローズ園、国際ばらコンクール花壇で構成されています。409品種・約5,200株の植栽数は都内最多。ピース、プリンセス・ミチコ、ブルームーン、キモッコウバラ、レディ・ヒリンドン、ラ・フランスなどが一面に咲き乱れます。庭園内の噴水とばらの組み合せも美しく、優雅な雰囲気。ばらは秋にも再び見ごろを迎えます。

むくげ園

室町時代から茶木として愛されてきたむくげは、日本人になじみの深い植物。江戸時代には盛んに品種改良がされました。園内にはヘイケヤマ、ダイトクジシロ、キジバト、ダイセンジギオンマモリなど、約43品種・110本が植えられています。

6月上旬~7月上旬はアジサイ、7月中旬~8月中旬はハスが目を楽しませてくれます。ハナショウブは毎年6月に特設展示場での展示が恒例です。

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夏にも見ごろを迎えたばら園が、10月から11月上旬に再び花の季節を迎えます。また、秋は花以上に樹木が注目される、紅葉シーズン。赤や黄色に色づく、「自然林」を歩きましょう。踏みしめる落ち葉の音、少し冷たい空気で季節の移ろいを感じられます。

はぎ園(8月~10月上旬)

10品種・約110株が植栽されたはぎ園では、紫色の小花が可憐に咲きます。ヤマハギ、ミヤギノハギなどのはぎだけでなく、オミナエシやキキョウをはじめとする秋の七草も園内で観察できますよ。

キク科の花も秋が見ごろ。9月下旬~10月には江戸時代にオランダから渡来して「天竺牡丹」と呼ばれていたダリアが見事です。

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寒風の中で咲く冬の花は、ひときわ鮮やかに映えます。葉がすべて落ちた自然林の冬木立も凛とした美しさです。

つばき・さざんか園(2月~3月)

「日本の名花」として古くから愛されているツバキ約260品種が植えられています。スキヤ、コンロンコク、アカシガタなど赤やピンクの愛らしい花が印象的です。

うめ園

レンキュウ、カゴシマベニ、リンチガイ、薄いろちりめんといった72種・約180本のうめが咲きはじめると、春はもう間近。1月中旬から「紅冬至(こうとうじ)」や「八重寒紅(やえかんこう)」などが開花しはじめ、2月に満開となります。

寒さや天候を気にせず回れるスポットとして、冬の大温室が穴場です。外は寒くても温室内は熱帯。つかの間の南国気分を味わいましょう。

花の見ごろは神代植物公園の公式サイトでも確認できます。好きな花の見ごろに合わせてお出かけしませんか?園内の見所や見ごろの花を無料で案内してくれるサービスもあります。正門近くの情報棟へ行ってみましょう。

また、5月と10月の年2回催される「ばらフェスタ」や3月の「さくらまつり」、2月上旬の「梅まつり」などイベントも盛んです。こちらも公式サイトでチェックしてくださいね。

となりの深大寺のイベントも盛りだくさん!

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神代植物公園のとなりは、都内きっての古刹「深大寺」です。創建は733年と伝えられ、境内には数々のパワースポットを有します。そして年間を通じてイベントや祭りが盛りだくさん!神代植物公園を訪れるなら、深大寺にも参拝しましょう。深大寺の祭りを3つご紹介します。

深大寺だるま市

「日本三大だるま市」の1つに数えられる、深大寺の人気行事です。毎年3月3日と3月4日の2日間にわたっておこなわれます。境内には大小約300あまりの縁起物のだるまを売る店が並び、だるまを買い求める参拝客でごったがえします。購入しただるまは、元三大師堂前の特設「だるま開眼所」へ持っていきましょう。僧侶が直々に目を入れてくれ、厄除けのご利益があるといわれます。

【深大寺だるま市】

 

  • 開催日:毎年3月3日、4日

深大寺鬼燈まつり(深大寺ほおずきまつり)

ほおずきを提灯に見立てて並べ、精霊をお迎えする行事です。開催日は毎年7月20日前後の3日間。ほおずき市も同時に開かれ、深大寺の夏の風物詩となっています。「物産展」、「調布よさこい」、「八観音めぐり」のほか、手作り市やライブパフォーマンスも開かれますよ。だるま市のころは、ちょうど深大寺山門付近の梅が見ごろを迎えています。

  • 開催日:毎年7月20日ごろの3日間

深大寺手作り市

市民による、まさに「手作り」の市場です。パンや雑貨、日用品などお店の種類は多岐にわたります。真夏や真冬をのぞいた週末や祝日に開催されることが多いとのこと。買い食いをしながら、いろいろなお店をのぞくのが面白いですよ。日程などの確認は調布一樹会の公式サイトからご確認ください。

【深大寺手作り市】

神代植物公園と深大寺の祭りで1日たっぷり遊べそう。深大寺周辺には豊富な湧き水を生かした「深大寺そば」を食べられるお店、甘味処もたくさんあります。お腹が空いたら深大寺そばで腹ごしらえしましょう。

【深大寺】

  • 所在地:東京都調布市深大寺元町5丁目15
  • 電話番号:042-486-5511 ※受付時間9:00~17:00
  • 公式サイト:http://www.jindaiji.or.jp/

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