伊豆大島 観光案内!東京から最短30分で行ける離島で週末リゾート

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過ごし方もさまざま!伊豆大島でできること

伊豆大島は、離島といえどその広さはなかなかのもの。島内の周回道路は1周約50kmもあります。そんな広々とした島内では、さまざまなアクティビティが楽しめちゃうんです。ここでは伊豆大島でできることを幾つかご紹介していきます。

1.サイクリングを楽しめる!

伊豆大島の周回道路は50kmです。しかも、その高低差は400m~500mにも及びます。この地形を活かしたダイナミックなサイクリングが楽しめることから、ロードバイク乗りには人気のサイクリングスポットです。サイクリング初心者の方でも、海沿いにある「サンセットパームライン」などで風を感じながら絶景が楽しめますよ。初心者でも走りやすいコースが魅力的です。また、伊豆大島島内の周回道路は車の交通量が救いないことから、安全にサイクリングが楽しめます。レンタカーなどでは感じることの出来ない、自転車ならではの発見や景色をぜひ楽しんで見てください。

伊豆大島でサイクリングを楽しむ際にはいくつかのポイントに注意しなければなりません。まず、交通量が少なくアップダウンが多いことから、ついついスピードを出しがちになるので気をつけてください。そのほか、伊豆大島は外洋に浮かぶ島なので海風がかなり強いポイントなどがあります。天候も気まぐれなので、雨具などは忘れずに持って行きましょう。島内には自転車屋がありませんので、事前に修理キットなども持参しましょう。大島の一部エリアでは携帯電話が通じないポイントもあるので、足を失ってしまうと大変です。

また、島内への自転車の持ち込みは、サイクリングに慣れている人であれば簡単です。大島へ運行しているジェット船や大型客船はもちろん持ち込みOK。大型船の場合は輪行袋に入れた状態であれば料金も無料。ジェット船に持ち込む場合は1台に付き1,000円がかかります。

自分の自転車をお持ちでない方も、レンタルサイクルを利用できます。ただし、レンタルサイクルは数に限りがあるため、旅行の計画をたてる際に早めに予約を入れておくといいでしょう。レンタルサイクルの利用料金は、マウンテンバイクの場合1時間800円から。1日借りる場合は2,000円です。普通車は1時間600円、1日1,500円です。詳しくは伊豆大島観光協会ホームページでご確認を。

2.目指せ大物!釣りを楽しめる!

伊豆大島は、黒潮の影響からマダイやイシダイ、シマアジ、イサキ、メジナ、カサゴなど、様々な魚達が生息しています。そのことから、伊豆大島は釣りの名所として親しまれています。伊豆大島では初心者から家族での釣りまでが楽しめますよ。本格的な釣りはやったことが無いけど…という方でも気軽に釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか?島の海岸線は全てが釣り場と行っても過言では無いほど、どのスポットでも魚が釣れます。本格的な磯や砂浜、そして堤防など、お気に入りのポイントを探してみましょう。

手ぶらでも釣りが楽しめる!釣り場情報も聞いてみよう

伊豆大島へ観光に来たけど、とりあえずなにをしようかな?という方にも釣りがオススメ。というのも、釣具店で貸竿を借りることができるので、手ぶらで大島へ行っても釣りが楽しめるんです。また、釣具屋では島内の釣り情報などを教えてもらえます。大島の釣具店は島内に5ヶ所。いずれも船の発着する元町港や岡田港の近くに店を構えています。エサや仕掛けを購入する際や、竿を借りる際などに、お店の人と釣りトークを楽しんでみてください。釣れるポイントや釣りたい魚について、釣り方などについて親切に教えてくれますよ。

シーズンによって釣れる魚が異なる

伊豆大島で釣れる魚はシーズンによって異なります。春頃から冬の手前にかけて釣れるのは、タカベやクロアナゴ、ハマフエフキ、カツオ、カンパチ、ヒラマサ、シマアジ、ソイなど。マアジや鯖を狙うなら5~6月から11月頃までが狙い目です。また、カサゴ、メバル、イサキ、メジナ、小型メジナなどは通年釣ることができます。

伊豆大島の釣具屋情報

元町エリア

丸市釣漁具店(釣具・えさ・情報)

  • 営業時間:7:00~18:00
  • 定休日:毎週月曜日(但し祝祭日の場合は営業、その翌日が休日)
  • 住所:東京都大島町元町2-18-11
  • アクセス:元町港から徒歩約8分
  • 公式サイト:http://izu-maruichi.com/

桜田(釣具・えさ)

  • 営業時間:7:30~19:00
  • 定休日:無休
  • 住所:東京都大島町元町2-7-14
  • アクセス:元町港から徒歩約8分
  • 料金:貸竿セット(のべ竿+えさ)1日800円

かあちゃん(貸竿)

  • 営業時間:8:00~日没
  • 定休日:無休
  • 住所:東京都大島町元町1-17-9 
  • アクセス:元町港から徒歩すぐ
  • 料金:貸竿(リール竿)1日1,000円

岡田エリア

大沼商店(釣具・えさ・情報)

  • 営業時間:8:30~19:00
  • 定休日:無休(臨時休業あり)
  • 住所:東京都大島町岡田3
  • アクセス:岡田港から徒歩約1分

良作丸(情報・貸竿)

  • 営業時間:8:30~日没
  • 定休:無休
  • 住所:東京都大島町岡田5
  • アクセス:岡田港から途方すぐ
  • 料金:貸竿セット(のべ竿サビキ仕掛け)5時間1,200円

3.透明度抜群の海でダイビング!

伊豆大島の海は透き通っていて綺麗なブルー。さらに、海中には火山が創りだした特異な地形が広がっています。東京からわずか1時間半程で訪れることができる伊豆大島は、意外と知られていないダイビングの名所です。伊豆半島などでも綺麗な海でダイビングはできるのですが、伊豆大島の海は別格です。

東京の海と侮ることなかれ。ひとたび海に潜ればどこまでも広がる気持ちのいいブルーが広がり、目の前にはクマノミやウミガメが登場。火山活動によって創りだされたダイナミックな地形や水中アーチなど、そして運が良ければニタリやハンマーヘッドシャークなどにも出会えます。

伊豆大島のダイビングポイントは「野田浜」、「秋の浜」、「トウシキ」、「王の浜」、「ケイカイ」の全部で5ヶ所。しかも年間を通して24時間潜水OKです。強風や台風の時でも、ポイントさえ選べばもぐれる可能性が高いのも大島でのダイビングのポイントでしょう。

大島北部の海は魚達のパラダイス!

大島北部の「野田浜」や「秋の浜」には、まるで南国かのような海が広がっており、海中では熱帯魚などを始め数多くの魚の群れに出会えます。特に「秋の浜」は大島で一番生物が豊富な事で知られています。ひとたび海中に潜ればクマノミやスズメダイの仲間などが泳いでる姿に出会えることでしょう。また、魚以外にも、「野田浜」では火山活動によって生み出された水中アーチ、「ケイカイ」ではまるでスタジアムかのような地形が見られます。ウミガメに出会いたい方は「ケイカイ」や「王の浜」で潜ると良いでしょう。これらのポイントはウミガメとの遭遇率が高めです。

大島南部では火山島特有の地形に出会える!

大島南部の海は、火山島特有の地形が魅力です。特に「トウシキ」では、火山の噴火によって流れでた溶岩が織りなす「柱状節理の壁」と呼ばれるアコーディオンのような地形が。その他にも、火山口のような地形の「八磯や「景根」など、自然が織りなす地形の数々に巡りあえます。年間を通してダイビングが楽しめる伊豆大島で、ぜひダイバーデビューを果たしてみてはいかがでしょうか?東京からのアクセスがいいので、足繁く通うことも出来ますよ。

3.自然豊かな大島の大地が育てたグルメを楽しめる!

伊豆諸島の大島は四季折々の豊かな自然が育んだ食材が豊富な島です。そのため、大島ではさまざまな島のグルメを堪能することができます。春には大島の名産「明日葉」が元気に育ち、夏には「トビウオ」、秋には火山島ならではの水はけがいい大地で育った美味しい「芋」、そして冬には「島のり」や「はんばのり」、「ふのり」などの海藻が。これら四季折々の食材以外にも、大島には魅力的なグルメが盛りだくさん。ここでは伊豆諸島の食の宝庫「大島」へ行ったらぜひ食べておきたいグルメをご紹介します。

明日葉(あしたば)

大島といえば、真っ先にあげられる名産品が「明日葉」です。明日葉は伊豆諸島原産のセリ科の多年草植物で、「今日摘んでも明日にはもう芽が出ている」と言われているほどの強い生命力が特徴です。伊豆大島は年間を通じて温暖で雨が多いことから、土地には多くの水がたまり、明日葉にとってはまさに最高の環境。そして、島内に群生する「ヤシヤブの木」が、夏場は木陰を作り明日葉を強い日差しから守り、秋から冬にかけてはヤシヤブの落ち葉が、明日葉の肥料となります。チャーハンyは野菜炒めなどで使われる明日葉グルメを大島で堪能してみてください。明日葉の天ぷらなんかも絶品ですよ。

べっこう

べっこうという料理、、なかなか聞き慣れませんよね?伊豆諸島の郷土料理として知られる「べっこう」は、唐辛子醤油に地の魚を漬け込んだ魚の切身です。出来上がりがつややかなべっこう色であることから「べっこう」と呼ばれています。旬の島の魚を唐辛子醤油につけるというのは、元々離島という環境のなかで魚を保存するために考えられた料理方法。家庭やお店によっても味が違うので、いろいろな「べっこう」を食べ比べてみるのもおもしろいですよ。

大島で食べられるべっこうの味の決め手は、青唐辛子です。普通の唐辛子よりも太くて短く、辛味が強いにおが特徴で、島ならではのグルメのひとつです。この青唐辛子を醤油に漬け込んで唐辛子じょうゆを作ります。ぴりっとした刺激と醤油のコクが合わさった極上の調味料です。大島では、べっこう以外にも、お刺身などを食べるときにわさびではなく青唐辛子を使います。東京ではなかなか食べられないグルメなので、ぜひ大島でトライしてみてください。べっこう醤油は土産屋や商店などでも販売されているので、おみやげに買って帰るというのもいいですよ。

椿油

島ならではのグルメのひとつ「椿油」。椿油の成分は約80%が「オレイン酸」と呼ばれる脂肪酸です。このオレイン酸、なかなか聞き慣れない名前ですが、実は人間の肌の主成分は約40%がこのオレイン酸なんです。そのため、椿油は髪や肌に良いとされています。また、このオレイン酸の組織料はオリーブオイルをも凌ぐもので、動脈硬化お原因といわれている悪玉コレステロールを下げる働きなどもあり、健康食材としても人気です。椿油はカルパッチョや炒め物、天ぷら、フライなどにピッタリ。普段使っている脂を椿油に変えてみてはいかがでしょうか?ヘルシーで風味豊かな椿油をぜひご賞味あれ。

伊豆大島には清麗な海水が流れており、塩作りに最適とされています。では、伊豆大島の塩は他の地域の塩とどう違うのでしょうか?伊豆大島の塩の美味しさの秘訣はその製法にあります。海水だけを原料に日本の伝統的製法によって作られた塩は、塩化ナトリウムや多くの無機塩類がバランスよく含まれており、海の美味しさがギュッと凝縮されているのです。味のバランスが良いため、様々な料理にぴったりです。伊豆大島の塩は島内の土産屋や商店で購入できます。

くさや

独特な香りで有名な「くさや」が実は伊豆諸島の名産品だということはご存知でしょうか?伊豆諸島のみで作られている「くさや」は、独特の香りと旨みで好きな人にとってはたまらないグルメです。ただ、香りがかなり独特なので、苦手な人はなじまないかもしれません。くさやは元々、離島という環境から考えだされた保存食です。伊豆諸島の人々は、かつて大切な食料であった魚を、より長く保存するために桶の中の海水に漬け込んで干物にしていました。また、塩や水も貴重品であったため、使い捨てずに何度も魚をつけては干してを繰り返していくうちに、魚の成分から微生物が発生し、それらが作用することで海水が発酵。その結果、独特な香りと味を生み出す「くさや液」が誕生したといわれています。島内の「くさや液」は古いものだと200年以上に渡って手入れ保存されているものもあるほど。長い歴史の中で、日々手入れされてきた「くさや液」を使ったグルメ「くさや」は、まさに伊豆諸島でしか作れない名産グルメなのです。くさやは栄養価が高いのも特徴。カルシウムはアジの開きの20倍以上とも言われており、歯や骨の形成、皮膚炎にも効果があるとされています。発酵菌の効果から、疲労回復にも高い効果を持つ栄養食です。

島のり

大島の自然で育った「島のり」は、伊豆諸島の代表的なグルメのひとつです。冬になると西風や海の荒れなどで、海岸のあちらこちらで「島のり」や「はんばのり」が見られるようになります。厳しい自然が育んだ島グルメとして、大島を訪れる観光客や地元の人々に親しまれている食材です。「島のり」や「はんばのり」は、カルシウムや鉄分を豊富に含み、カロリーは殆ど無いので、ダイエット食品としても抜群の効果を発揮します。そのほかにも、血液中のコレステロールを抑える効果や、ブドウ糖の上昇を抑える効果などがあるため、コレステロールが高い方や糖尿病治療中の方にもぴったりな食品なんです。島のりのオススメの味わい方は、シンプルなおむすびなど。磯の香りとご飯の甘みが合わさって、島のちの純粋な味わいがたのしめますよ。冬になると島のスーパーや商店、飲食店などで手に入れたり味わったりできます。天然物のグルメのため、大量に生産することができない「島のり」は、お値段もなかなか高価です。しかし、大島を訪れるなら必ず食べておくグルメのひとつです。

大島牛乳

伊豆諸島の大島は、大正時代には1,000頭、昭和初期には1,200頭もの牛が飼育されていた島です。そのことからかつては「ホルスタイン島」とまで呼ばれていました。大島は、ホルスタイン種の飼育に適した気候で、牛が好む明日葉やスゲ、タガヤ、などの青草が一年中繁茂する環境出会ったことも起因しているのでしょう。そんな大島で育った牛からとれる牛乳は、「大島牛乳」や「大島バター」などの島の特産品として多くの人々に親しまれています。2007年には消費量の減少や大手メーカーとの価格競争により、一度市場から姿を消してしまいましたが、2008年には復活し、現在はまた店頭に商品が並ぶようになりました。これら大島牛乳で作られた「大島牛乳アイス」なども人気ですよ。大島を訪れた際には、島の歴史と人々の熱意が繋いできた「大島牛乳」をぜひご賞味あれ。

伊勢エビ

外洋に面している環境の伊豆諸島大島は、溶岩の地形がつくる岩礁が多く、伊勢エビの生息に適した環境です。そのため、伊豆大島では獲れたて新鮮な伊勢エビが堪能できるのです。鮮度がいいことから、お刺身でも頂けますし、エビの旨みをぎゅっと凝縮する「茹で」、香ばしい磯の香りが堪能できる「焼き」など、楽しみ方も様々。その中でも、大島を訪れたらぜひ堪能していただきたいのが「伊勢エビ汁」です。伊勢エビの濃厚なみそや、出汁が溶け出したスープはまさに絶品。また、大島内の波浮港付近にある「港鮨」では、伊勢エビをまるごと使った伊勢エビ天丼が味わえます。伊勢海老の頭を使った味噌汁と一緒に頂いてみてください。至極のひとときが過ごせます。伊勢エビ天丼は予約制なので、事前に予約をお忘れなく。そのほか、元町港近くの「海市場」では、とれたての伊勢エビが生きたまま水槽で売られています。お土産に持ち帰ったり、送ったりするのがオススメ。もちろん、購入してすぐにその場で調理してくれる飲食店や宿もあります。事前に宿に確認しておくのもいいでしょう。晩ごはんに伊勢エビを堪能しながらちょっと一杯なんていうのも最高です。

サザエ

伊豆諸島の大島は、島の約97%が自然公園法によって規制されています。そのため、自然景観と生態系が保護されており、サザエも育ちやすい環境にあります。また、サザエの餌となる良質な海藻も豊富なので、大島のサザエは身に旨みがたっぷりと凝縮されています。大島のサザエの特徴のひとつに立派なツノが挙げられますが、これは潮の流れが強い大島で育った元気の証です。大島のサザエは新鮮なため、刺し身で頂くことができます。磯の香りとコリコリとした歯ごたえは最高!お酒との相性も抜群です。また、サザエ料理の定番であるつぼ焼きにすれば、磯の香ばしい香りとサザエの旨みが一度に堪能できますよ。つぼ焼きが食べられる飲食店や宿泊施設では、お客さんの目の前でサザエを焼いてくれるところが多いので、次第にいい香りが広がってグツグツと焼けていく様子を楽しむのもいいですね。もちろん、「海市場」で購入してお土産にすることもできます。

金目鯛

伊豆諸島らしいグルメのひとつ、大島の「金目鯛」。伊豆大島と伊豆半島に挟まれた海域は、深場にエサが豊富にあるため脂のよくのった金目鯛が育ちます。とくに、大島の金目鯛の食べごろは秋から冬にかけて。この時期は、最も脂ののる時期で、大変美味しい金目鯛が堪能できます。大島の金目鯛漁は一本釣りが主流。水深30メートルから400メートルに生息する金目鯛を釣り上げます。脂がしっかりとのった金目鯛はなんといっても刺し身で食べるのが一番!鮮やかな紅色がめでたいことから、ご祝儀の魚としても用いられてきました。脂ののったプリプリな金目鯛は、まさに絶品です。ぜひ大島へ観光で訪れた際にはご賞味ください。また、煮付けや干物、しゃぶしゃぶなどで頂くのもおすすめです。

ダイダイ

伊豆諸島の黒潮の影響から、温暖湿潤で海洋的な気候が特徴的な伊豆大島。そのため、柑橘系の植物がよく育つ環境です。そのなかでも、特に大島の特産品として人気なのが「ダイダイ」です。ダイダイは島内の各家庭の庭にもなっているほど、島民に親しまれている果実です。ダイダイの特徴は、何年も木に付いたまま落ちることがないこと。収穫シーズンの冬には橙色に色づき、暖かくなるとまた青くなり、冬になるとまた橙色になるなど、年間を通して色づきが繰り返されます。ひとつの木に何代もの実が実ることから、繁栄の象徴として昔から縁起物とされてきました。ダイダイのいただき方は、はちみつとダイダイの絞り汁をお湯に溶かして飲む「ダイダイのホットジュース」など。そのほかにも、焼酎に加えてみたり、調味料としてつかわれたりと、活躍の場もさまざま。また、ダイダイの皮は乾燥させて入浴剤として利用することもできます。

めっかり&せせり

「めっかり」や「せせり」といった食材の名前をみなさんは聞いたことがありますか?伊豆大島の磯場でよくとれる「めっかり」と「せせり」は大島特有の地方名。普段は「めっかり」は「くぼがい」、「せせり」は「よめがかさ」と呼ばれています。一年中収穫できるのが特徴ですが、特に夏場はより多くの「めっかり」や「せせり」がとれます。「めっかり」の見た目は、小さなサザエのような形です。サザエと同じく爪楊枝などで貝の中身をクルクルと上手に取り出して食べます。また、「せせり」は笠貝の仲間で、背中に盛り上がった内蔵塊があり、それを守るための貝殻がついています。「せせり」は良い出汁が取れるので味噌汁などに最適。そのほかにも、バター醤油で炒めたせせりバターなどもポピュラーです。

パッションフルーツ

パッションフルーツの原産国は主に南米です。日本には明治時代に輸入されてきました。パッションフルーツは主に沖縄や鹿児島といった温暖な地方の名産というイメージが強いものですが、実は大島でもパッションフルーツが堪能できるのです。爽やかな甘い香りが南国気分を盛り上げてくれるパッションフルーツは、果肉が濃厚なため冷やすと美味しく頂けます。もちろん、アイスクリームやヨーグルトに入れてもいいですし、焼酎に入れて香りと酸味を楽しむのもおすすめです。島内のぶらっとハウスや船客待合所内の売店、スーパー、各農家の軒先などで販売されていますので、お土産にもぴったりです。ぶらっとハウスや島のアイスクリーム屋トリトンでは、パッションフルーツのアイスクリームも楽しめますよ。

サビ

「サビ」は普段「クロシビカマス」や「スミヤキ」、「エンザラ」などの名称で親しまれている魚です。「サビ」は普段は150メートル程の深海で暮らす魚。そのため、見た目も深海魚っぽくてなんだかグロテクスです。鱗がなく、鋭い歯を持つ肉食性の魚でもあります。見た目はグロテクスながらも、味はマグロのトロのようなクセのない旨みを含んだ脂が最高に美味。しかしながら、サビをさばくのはなかなか骨の折れる作業。そのため、飲食店や居酒屋などで頂くのがオススメです。伊勢エビのご紹介の際にも登場した「港鮨」では、「サビ」の握りが堪能できますよ。もちろん、刺し身や寿司いがいにも、焼いてもいいですし、ムニエルなどにしても美味しい魚です。旬は11月から2月にかけてなので、この時期に大島へ行くのであればぜひ一度ご賞味ください。

大島のグルメが堪能できるお店一覧

ここまでご紹介してきた大島のグルメが堪能できるお店をまとめてご紹介します。

オーガニックcafe 空&風(くうあんど・ふー)

森のなかに佇むカフェ。まるで自宅に居るかのような落ち着いた空間が魅力。

こばやし

地元の果物を使ったデザートや、ボリュームたっぷりなかつサンドが魅力

一峰

大島牛乳を使ったプリンや、べっこう寿し、サザエ丼、明日葉炒めなどが楽しめる。

川崎売店

漁師である店主が釣ってきた海の幸が堪能できます。焼き魚定食などが魅力。

伊豆大島漁協岡田売店

伊豆大島の海の幸や島の食材がふんだんに作られた家庭料理が堪能できます。

和風レストラン シーウィンズ(海風)

明日葉チャーハンや明日葉雑炊など、明日葉メニューが豊富!

四季の味まんたて

べっこうちらしや地魚海老フライ定食などが楽しめます。

レストラン椿

空港ターミナル2階にあるレストラン。明日葉入り天ぷらうどんや定食などが堪能できる。

シャロン洋菓子店

大島牛乳を使ったスイーツが豊富!大島たまごケーキや大島牛乳プリンなどを堪能

きらく小屋

岩のりあしたばピザや、明日葉シフォンなど、明日葉料理が豊富。林の中で落ち着きのあるロケーションも魅力。

雑魚や 紀洋丸

べっこう丼定食屋魚介類を使った郷土料理が魅力!C級グルメ第1回、2回連覇のお店。

フジカフ

島の食材を使った手作りスイーツのお店。店内で食事も楽しめます。

寿し光

べっこう丼や島丼、島にぎり、明日葉料理などが楽しめる魚貝メインのお店です。

丸信食品

島ならではの食材を使ったお弁当を販売。お弁当を持って散策や釣りなどを楽しむのもオススメ。

カレーハウス木里吉里

島の食材を使ったカレーや岩のりピザ、明日葉ピザなどが楽しめるお店です。大島でカレーが食べたくなったらこちら!

イズシチ丸

塩バターラーメンやべっこう寿司、明日葉料理が楽しめる港ターミナルの中の食堂。

季乃菜

島の食材を使ったお惣菜が並ぶお店。料金もリーズナブル。

港鮨

地魚の握りをはじめ、伊勢エビ天丼やべっこう寿司、島の魚介を使ったオリジナルサイドメニューなどが豊富な人気店。

4.絶景温泉で癒やされよう!

伊豆諸島の活火山島である大島には温泉が豊富に湧出しています。大島の雄大な自然を眺めながら浸かる温泉はまさに極楽。非日常な雰囲気とあいまって、至極の癒やしを感じることができるはずです。海を目の前に浸かる露天風呂や、大島の雄大な山々を眺めながら浸かる露天風呂など、自然を感じながら、日常を忘れて、ゆっくりと癒やされてみてはいかがでしょうか。ここでは、島内で入浴が楽しめるいくつかの施設をご紹介します。

浜の湯

伊豆大島公共の温泉露天風呂「浜の湯」。公共の温泉だけあって料金も大人400円とリーズナブル。場所は長根浜公園内にあり、背景に三原山がそびえ立つロケーションです。ここで注目したいのは露天風呂からの景色。正面にはどこまでも広がる海と伊豆半島が望めます。特に夕方には伊豆半島へ沈んでいく夕陽と、それに照らされた真っ赤な海原を一望できます。内湯はなく露天風呂のみという造りですが、これだけの絶景露天風呂が400円で楽しめてしまうとは驚きです。また、浜の湯は男女混浴のため、水着で入浴することになります。水着は無料レンタルがあるので手ぶらでも大丈夫です。更衣室やシャワーも完備されています。

施設詳細

  • 名称:浜の湯
  • アクセス:元町港から徒歩約4分
  • 営業時間:13:00~19:00(天候により休業・時間短縮があります)
  • 定休日:年中無休
  • 料金:大人400円 / こども240円
  • 公式サイト:http://www.izu-oshima.or.jp/work/look/hamanoyu.html

愛らんどセンター御神火温泉

元町港から徒歩約5分ほどの場所にある温泉施設「愛らんどセンター御神火温泉」。館内には男女別の浴槽があり、ジャグジーや打たせ湯、サウナ等も完備されています。さらに25m温水プールや喫茶コーナー、休憩広間などもあり、ちょっとしたスーパー銭湯のような作りです。もちろん温泉は天然温泉。泉質はナトリウム・カルシウム一塩化物温泉で、神経痛や筋肉痛をはじめ、疲労回復や打ち身、くじき、慢性皮膚病、きりきず、健康促進などに効果があるとされています。フェリーの夜便が到着する日は朝6時30分から営業しているので、到着後すぐにお風呂に入りたい時などにも便利です。

施設詳細

  • 名称:愛らんどセンター御神火温泉
  • アクセス:元町港から徒歩約5分
  • 営業時間:【夜行便が到着する日】6:30~21:00(7/26~8/31は5:30~21:00) 【夜行便が到着しない日】9:00~21:00
  • 定休日:第2木・金曜日(2月、3月、8月は変則)
  • 料金:大人1,000円 / 子ども600円
  • 公式サイト:http://www.izu-oshima.or.jp/work/look/gojinkaonsen.html

大島温泉ホテル

雄大な三原山を一望しながら入浴が楽しめる温泉「大島温泉ホテル」。ここでは、地下約300mから69℃以上の温泉を汲み上げて、源泉掛け流しにしています。大浴場だけでなく、客室のお風呂でも温泉が楽しめるのも特徴です。大島温泉ホテルの最大の魅力は、三原山を一望しながらの入浴が楽しめる露天風呂。三原山の麓に広がる原生林と、その奥にそびえる雄大な三原山の絶景が楽しめます。大自然に囲まれた環境の中で、日頃の疲れを癒やしてみてはいかがですか。日帰り入浴は大人800円です。この雄大な絶景と良質がこの料金で楽しめるのは、かなりお得です。

施設詳細

  • 名称:大島温泉ホテル
  • アクセス:元町港・岡田港からバスで約18分
  • 営業時間:【日帰り入浴】6:00~9:00 / 13:00~21:00
  • 定休日:無休
  • 料金:大人800円 / こども400円
  • 公式サイト:http://www.oshima-onsen.co.jp/

5.伊豆大島の自然を楽しむ!

伊豆諸島の中でも、東京から近く観光スポットとして人気の伊豆大島。伊豆大島は2010年に日本ジオパークに認定されています。このジオパークとは、世界自然遺産と並ぶ、ユネスコが支援する取り組みのひとつです。簡単にいうとジオパークは「大地の公園」。大地の歴史を知り、目の前の自然とふれあいながら、地杞憂や生命のつながりを学んでいくことができる貴重な場所がジオパークなのです。

ジオパークは世界自然遺産とはどう違うのでしょうか?まず、世界遺産は自然を保護することが目的です。ということは、世界自然遺産に指定された地域は開発行為ができなくなります。一方、ジオパークの目的は貴重な自然の価値を地域全体で学び、活用し、地域を活性化することで、全員の力で自然を守っていくこと。そのため、指定地域の振興のために開発行為を行うことが認められています。ぜひ、伊豆大島の自然をトレッキングやサイクリングなどで楽しんでみてください。

6.島の動物園で動物とふれあう

伊豆大島には、島の動物園「東京都立大島公園 動物園」があります。火山島の地形を活かした環境の中、溶岩などの地形をそのまま利用したダイナミックな景観の中でたくさんの動物たちが暮らしています。「東京都立大島公園 動物園」の見どころはなんといってもフライングゲージです。「東京都立大島公園 動物園」のフライングゲージは約53m✕42m✕13mと、日本でも屈指の大きさを誇ります。そんな巨大なゲージの中には数々の鳥達やワラビー、カピバラなど、愛くるしい動物たちが気ままにのびのびと暮らしています。

施設詳細

6.満天の星空を眺めよう!

伊豆諸島は離島であることから天体観測に最適な環境です。東京からほど近い伊豆大島でももちろん天体観測が楽しめます。三原山は標高が高いため、星空の観測にはもってこいです。気軽に星空を楽しみたい方は、島の西側にあるサンセットパームライン沿いがオススメです。この辺りは該当が殆ど無いため、天の川や多くの星星が綺麗に観測できますよ。四季折々の星々の輝きや月の満ち欠けをぜひ堪能してみてください。波の音だけが聞こえる静寂の中で望む星空はひとしおです。

7.日本で唯一位の「砂漠」を旅しよう!

伊豆大島最大の目玉といもいえる「裏砂漠」があります。実は日本で「砂漠」という地名がつくのはここ「裏砂漠」だけ。日本唯一の砂漠は実は東京都にあったんです。灯台下暗し。日本の有名な砂漠といえば「鳥取砂丘」を思い浮かべる方も少なく無いでしょう。しかし、実は鳥取砂丘は「砂丘」なんです。「砂丘」と「砂漠」は結構違います。まず、「砂漠」は風などで運ばれた砂が蓄積されて丘状の地形を形成している土地を指すことに対し、「砂漠」は降雨量が少なく、岩石や砂礫などからなる広大な土地を指しています。このことから、伊豆大島の「裏砂漠」は日本で唯一「砂漠」とされているのです。

「裏砂漠」は元町港から車で約30分程、大島のシンボルでもある「三原山」の東側にあります。「月と砂漠ライン」という道を抜けていくと目の前の視界が突然ひらけて「砂漠」が姿を表します。まるで日本ではないような絶景に度肝ぬかれます。オーストラリアにでも来たかのような雰囲気が楽しめますよ。確かにちょっと月の表面にも似ています。展望台があるので、そちらで記念撮影をしてもいいですし、砂漠の真ん中で記念撮影をしても面白い写真が撮れます。伊豆大島で観光をするなら必ず訪れるべきおすすめスポットです。

伊豆大島へのアクセス方法

伊豆大島へのアクセス方法は、大きく分けて飛行機か船かの2通りになります。船を利用する場合は東京の竹芝桟橋、神奈川の横浜桟橋、静岡の熱海港、神奈川の久里浜からそれぞれ船が出ています。飛行機を使う場合は東京の調布空港から新中央航空の飛行機を利用します。それぞれのアクセス方法について詳しく見ていきましょう。

東海汽船を利用する

伊豆諸島と本島の各所を結ぶ東海汽船を使って伊豆大島へ向かう方法をご紹介します。まず船を利用する上でもっとも移動時間が短いのが「高速ジェット船」です。高速ジェット船を利用すれば東京・竹芝桟橋から1時間45分程で到着します。東京からの高速ジェット船は大体1日3本運行。朝8時頃に2本と、お昼ごろの便が1本です。シーズンによってダイヤが変動するので、利用する際に確認しましょう。高速ジェット船は、東京、久里浜、館山、熱海、伊東などから運行しています。

また、時間は少々かかりますが、よりリーズナブルな価格で大島へ行きたい場合は大型客船がおすすめ。じっくりと船旅が楽しめるので、時間の有る方はむしろこちらのほうがいいかもしれません。大型客船の場合は、東京・竹芝桟橋かた大島まで大体8時間程の航海となります。ちょっとした海外旅行くらいの時間はかかりますね。こちらは夜中の出発となり、大島に到着するのは朝です。週末金曜日などに船に乗って、土曜日の朝に大島に到着、土日を大島で満喫して日曜日に高速ジェット船で帰るというプランなら、休日を贅沢に過ごすことができますよ。大型客船は、東京、横浜から出ています。

大型客船、高速ジェット船それぞれの料金は?

東京から大島まで船にのる場合、大型客船の2等客室であれば片道4,210円です(時期によって変動あり)。ジェット船を利用する場合は6,920円。それぞれの差額2,500円ほどです。久里浜や館山から高速ジェット船にのるのなら、片道4,000円程で乗ることができます。(※2017年9月の時刻・料金です)

飛行機を利用する

伊豆大島へ最短で行く方法に、飛行機があります。時間をたっぷり使って観光したい方などにオススメの移動方法です。小型飛行機の飛び立つ調布空港からの出発です。調布空港から大島までの所要時間は約30分。飛び上がったかと思ったらすぐに着陸する感覚で、本当にあっという間です。

飛行機の運賃はいくら?

調布空港から大島へ飛行機で向かう場合、大人片道11,800円です。だいたい、高速ジェット船の2倍くらいの料金です。また、往復割引運賃が用意されており、往復で利用する場合は22,000円で利用できます。

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