鳥羽水族館で海の世界を満喫!日本一と言われるその魅力に迫る

  • 13973 |

日本国内に数多く存在する“水族館”と呼ばれる施設。その中でも長年の歴史と高い知名度を持つのが、三重県鳥羽市にある「鳥羽水族館」です。こちらの鳥羽水族館といえば、生きものの「飼育種類数日本一」であることでも有名。今回は、そんな鳥羽水族館の魅力に迫るべく、実際に取材してきました!

駅を降りてすぐにたくさんのお出迎えが!

近鉄「鳥羽駅」を降りて1番出口を進むと、すぐ目の前に広大な海が見えてきます。

どこまでも続く広い海と青い空を眺めていると、一瞬にして非日常空間に吸い込まれそうになります。

鳥羽水族館に向かう道中には、イルカやラッコのモニュメントがところどころに点在しています。こちらを見つめる瞳が何とも愛くるしい……。

そして、かわいらしいラッコたちの姿に癒されながら歩くこと、約10分。目的地である鳥羽水族館が見えてきました。一目でわかる、このカラフルな建物が目印です。

入館券売り場でチケットを購入した後は、さっそく館内へと進んでみましょう。

館内は「順路」ナシ!自由に回ってみよう!

入館してすぐ目に飛び込んできたのは、大きなクジラのモニュメントと壁一面に広がる水槽。そして、楽しそうにはしゃぐ子どもたちの姿でした。

ここ鳥羽水族館には他の水族館のように「順路」というものがありません。そのため、館内にあるA~Lに分けられたコーナーを自由に回ることができます。短時間で回ることもできれば、一日中好きなエリアを繰り返し回ることだってできるのです。

館内マップ前で数分悩んだのち、筆者はあえてLコーナーから順に回ってみることにしました。

ペンギンたちがのびのびと暮らす「水の回廊」

「水の回廊」では、ペンギン、カワウソ、セイウチといった水の生きものたちと出会えます。また、ペンギン散歩やセイウチのショーが行われるのもこちらのコーナーです。

気持ちよさそうに水中を泳ぐペンギンたちの横で、日陰となる小部屋に入り休息をとるペンギン。人に慣れているのか、写真を撮っている間もずっと近くに寄ってきてくれました。

ぴったりとくっつきながら眠る2匹のカワウソ! その無防備な姿に思わずキュンとしてしまう筆者。か、かわいすぎる……。

他にも気持ちよさそうに日向ぼっこをするゴマフアザラシなど、普段は目にすることができない生きものたちの自然な姿を見ることができます。

あの“ダイオウグソクムシ”に会える「へんな生きもの研究所」

「水の回廊」のすぐ隣にあるのが、「へんな生きもの研究所」。その名の通り、不思議な生きものたちが数多く暮らすコーナーです。

こちらの見どころは、何といっても「ダイオウグソクムシ」。一時期、ネットで話題となったものの、実際に見たことがある人は少ないのではないでしょうか。

はい! こちらが本物のダイオウグソクムシです! 大変失礼ながら、今まで筆者はちょっと気持ち悪い生物だと勝手に想像していました。しかし、実際の姿を目にすると、意外とかわいいことが判明。それどころか見ているだけで癒しすら感じます。ダイオウグソクムシさん、今までひどい誤解をしていてすみませんでした。

また、ここではダイオウグソクムシ以外にも変わった生きものがたくさん暮らしています。

なにより、それぞれの紹介文がおもしろすぎます。このように小さな部分にも楽しみが隠れているので、何時間いても飽きることがありません。

極寒の世界を再現した「極地の海」

「極地の海」では、ラッコやイロワケイルカなど、極寒の世界で暮らす生きものたちと出会うことができます。

水槽の中でスイスイと泳ぐ2頭のラッコ。そのうちの1頭、オスのロイズ君は2016年3月に池袋のサンシャイン水族館から婿入りしてきたのだそう。また、今現在日本にいるラッコは13頭のみで、同じ施設に2頭のラッコがいるのは、ここ鳥羽水族館を含め4か所だけ。2頭のラッコが仲良く泳ぐ姿を見られる、大変貴重な場なのです。

白黒の模様が特徴的なイロワケイルカや、仲良く遊ぶ姿が微笑ましいバイカルアザラシ。

流氷の天使と呼ばれる、クリオネもいますよ。

日本で唯一のジュゴンが暮らす「人魚の海」

さて、こちらは人魚伝説のモデルとなったジュゴンが暮らす「人魚の海」。実はこのジュゴン。日本で見られるのは、ここ鳥羽水族館だけ! 来館した際は、必ず訪れるようにしましょう。

ひたすら海草をムシャムシャ頬張るジュゴンと、その周りをスイスイと泳ぐ魚たち。ゆっくりと時間が流れる空間を目の前にしていると、まるで別世界にいるような感覚になってきます。

泳ぐ姿は、まさに私たちがよく知る人魚そのものでした。

ジャングルの奥地を観察できる「ジャングルワールド」

ジュゴンの姿に癒されたあとは、先ほどとまでとは打って変わり、熱帯雨林気候のジャングルに住む動物たちが暮らす「ジャングルワールド」へと向かってみました。

入ってすぐ目に飛び込んできたのは、カピバラとショウジョウトキと魚が一緒に暮らす水槽。意外な組み合わせにも見えますが、当の本人たちはとてもリラックスしていました。

目の前を泳ぐ魚たちをただひたすら眺めるカピバラさん。何を考えているのでしょうか。

アロワナやピラニアもこんな間近で見ることができます。

ジュゴンと同じく、人魚伝説のモデルとなったアフリカマナティー。華麗な泳ぎを見せつつ、牧草を食べる姿は確かにジュゴンと瓜二つです。

伊勢の美しさと触れ合う「伊勢志摩の海・日本の海」

ジャングルワールドのすぐ隣にある「伊勢志摩の海・日本の海」では、伊勢湾と熊野灘を中心に日本の海の生きものたちが暮らす様子を観察することができます。

水槽の中では、多種多様な魚たちが暮らしています。

こちらのスナメリは、伊勢湾や瀬戸内海に生息する小型歯鯨類の仲間。とにかく泳ぐスピードが速く、なかなかシャッターチャンスをもらえません。

ときおり、水面に浮上してはボールを使って遊びます。まっすぐにボールに向かう姿は、まさに海中のサッカー選手です。

まるでダイビングしているかのような「コーラルリーフダイビング」

エントランスホールから向かってすぐ左、サンゴ礁の周りを泳ぐ熱帯魚たちをダイビング気分でのぞけるのが、「コーラルリーフダイビング」です。

見渡す限り、魚、魚、魚! 世界初でもある全面ガラスの観覧ギャラリーから見る海の世界は、また違った感動を与えてくれます。

色鮮やかな魚たちの姿は、見ているだけでダイバーになったかのような気分にさせてくれます。

タイムスリップ感覚を味わえる「古代の海」

入口から何やら不思議な空気が漂うのは、「古代の海」コーナー。こちらでは、オウムガイやカブトガニを始めとした、“生きている化石”と呼ばれる生きものたちに出会うことができます。

独特の雰囲気を醸し出す、オウムガイとカブトガニ。他のコーナーの生きものたちとはまた一味違う魅力があります。

水槽の中を右往左往する、アリゲーター・ガーたち。水槽越しに目が合うと、おもわずドキッとしてしまいます。

するどい鼻と目が特徴のチョウザメの仲間。ひとつの水槽内にこれだけの数がいると、さすがに足がすくんでしまいそうです。ちなみに、世界三大珍味のひとつであるキャビアは、このチョウザメの卵を加工したものなのだそう。

床下は全面ガラス張りで、いたるところに化石が並べられています。歩いているだけで、古代の海へとタイムスリップしてきたかのような感覚に陥ってしまいました。

迫力満点のトドが目の前を泳ぐ「海獣の王国」

アシカやアザラシの仲間を見ることができる、「海獣の王国」は、チリの海岸を忠実に再現した作りとなっています。この「海獣の王国」は1~3階のどのエリアからも見学することができ、2階と3階からは、水面に浮上したり、本物そっくりの岩の上でくつろいだりするアシカたちの様子が見られます。

また、1階では実際に水中を泳ぐ姿が見られるとのことで、さっそく、筆者も向かってみました。

1階に到着してまずお出迎えをしてくれたのが、迫力満点のトドのはく製。角を曲がってすぐに現れるため、大変驚きました(笑)。

そして、メインの水槽前に到着。優雅に泳ぐアシカやアザラシたちを前に、ほっこりしていると……。

目の前を大きなトドが通過! これには筆者だけでなく、周りにいたお客さんもビックリ。こんなに間近で迫力満点の泳ぎが見られるのも、水槽にこだわりを持つ鳥羽水族館ならではの魅力です。

イグアナやカエル、ネコにも会える「奇跡の森」

さて、2階をくまなく散策したあとは、3階奥にある「奇跡の森」へと向かいましょう。

まるでジャングルに来たかのような雰囲気漂うこのエリアには、両生類や爬虫類をはじめ、水辺に暮らす生きものたちがたくさんいます。その中でも特に大勢の人たちの目をくぎづけにしていたのは、2015年に鳥羽水族館へとやってきたスナドリネコです。

フィッシングキャットと呼ばれるスナドリネコは、水辺で生活する珍しい猫。その器用な前足で、魚を捕まえて食べます。水族館で見られるのは、日本でも鳥羽水族館だけです。

気持ちよさそうに熟睡しています。その姿は、私たちがよく知る猫そのもの。

筆者が個人的に大好きなグリーンイグアナ。凛々しい表情をされていますね。

リクガメやゾウガメもこんな至近距離で見ることができます。奥ではひとまわり小さなアカアシガメが日向ぼっこをしていました。

近づいた瞬間、カメラ目線をくれたフトアゴヒゲトカゲ。サービス精神旺盛です。

水族館といえば、やっぱりショー!

さて、水族館に来たからには、必ず見ておきたいのが生きものたちのショーです。今現在、鳥羽水族館では3種類のショーが一日に数回開催されています。

ユーモアたっぷりの「セイウチパフォーマンス笑(ショー)」

ショーの開始時刻ぴったりに大勢の観客の前へと現れたのは、トレーナーの男性とセイウチの男の子「ポウちゃん」。

現在11歳となるポウちゃんの体重は、なんと驚きの900キロ! そんなポウちゃんを間近で見られるということもあり、お客さんも大興奮です。

ショーの中では、トレーナーとポウちゃんの息ぴったりのやりとりが続きます。

お兄さんの「お腹見せてや」の一言に合わせ、広いお腹を見せてくれるポウちゃん。しかし、大勢の人に見られ、照れてしまったのか……。

「恥ずかし~」と顔を隠しちゃいました。

他にも「ブホホホホ」と低い声で笑ったり、ものまねを披露したりと、ユーモアたっぷりのパフォーマンスを披露してくれたポウちゃん。その場にいたお客さんにも自然と笑みがこぼれていました。

かわいさ百点満点の「ペンギン散歩」

続いて、12時ちょうどから始まったのは、「ペンギン散歩」。しかし、肝心のペンギンたちの姿が見当たりません。「どこから登場するの?」と辺りを見渡していると……。

なんと、ベンチとベンチの間から大勢のフンボルトペンギンが登場! これには子どもだけでなく、大人までもが「かわいい~」と黄色い声をあげて喜んでいました。

小さな足でペタペタと一歩ずつ歩くペンギンたちが、ベンチの周りをぐるりと一周します。

途中、司会のお姉さんが「ストップ」という掛け声をかけると、ペンギンたちが一斉に立ち止まります。貴重なシャッターチャンスをくれるとは、なんともありがたい心遣いです。

しかし、なかにはお姉さんの掛け声などお構いなしに歩き続けるペンギンもちらほら……。そんなマイペースさも、このペンギン散歩の大きな魅力のひとつですね。

拍手喝采間違いなしの「アシカショー」

最後にご紹介するのは、「パフォーマンススタジアム」で行われる「アシカショー」。開始の合図を知らせる音楽とともに、2頭のアシカの女の子がご登場です。

まずは、ポーズを撮ってご挨拶。最初のシャッターチャンスなので、逃さずに良い1枚を撮りましょう。

そして、続いては特技のブレイクダンスを披露。静止画におさまらない速さでクルクルと回ります。これには会場からも「おお~」「すごい!」と称賛の声があがりました。

2頭の連係プレイだって華麗に決めちゃいます。ボールを使ったパフォーマンスでは、器用に鼻先を使い、取って投げてを交互に繰り返します。すばらしいバランス感覚です。

もちろん、プールを使ったパフォーマンスもあります。

お兄さんが投げる輪投げだって、百発百中でキャッチできますよ。

多彩な演技を見せてくれるアシカショーでは、見終わったあとに大きな感動と笑顔を手に入れられること間違いなしです。

余すことなく「鳥羽水族館」を満喫しよう!

館内を自由に回ることができ、自分なりの遊び方ができる鳥羽水族館。楽しみ方だって十人十色です。

数時間で各コーナーを回るもよし、一日中お気に入りのコーナーを繰り返し回るもよし。訪れた際はぜひ、自分流の回り方で海の世界を満喫してみてください。

スポット詳細
名称:鳥羽水族館
住所:〒517-8517 三重県鳥羽市鳥羽3−3−6
営業時間:9:00~17:00(但し、7月20日~8月31日は8:30~17:30)※入館は、閉館時間の1時間前まで
休園日:年中無休
料金:大人2,500円、小人(小・中学生)1,250円、幼児(3歳以上)630円
公式サイト:http://www.aquarium.co.jp/index.php

ページTOPへ

「鳥羽」周辺の関連記事

このページのTOPへ