澤乃井櫛かんざし美術館 水と緑に囲まれた奥多摩で、日本美の集大成を楽しむ

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澤乃井櫛かんざし美術館は、日本の女性たちの髪を美しく彩ってきた櫛(くし)とかんざしをテーマにした、全国でも珍しい美術館です。自然豊かな奥多摩の地に静かに佇んでいます。小さなアクセサリーたちに閉じ込められた繊細な世界に夢中になること間違いなし。女性は特に必見のスポットです。

澤乃井櫛かんざし美術館とは?

澤乃井櫛かんざし美術館は、水と緑に囲まれた東京の奥座敷奥多摩にひっそりと佇む小さな美術館です。ここは、日本女性の髪かざりをテーマにした全国でも珍しい美術館となっています。収集家として著名であった、故・岡崎智予の40年にわたるコレクションを一括継承し、新規の作品と共に収蔵しています。収集品は、江戸から昭和までの櫛とかんざしを中心に、紅板(べにいた)、はこせこ、かつら、矢立など多種多様。その数は約4,000点にも及びます。

先人の技術の粋を集めたこれらの工芸品は、日本美の集大成といえるでしょう。日本の風土の美しさ、日本人の精神的豊かさ、先人たちの類まれな器用さを端的に示しています。装飾としての美しさだけでなく、芸術作品として存分に楽しめますよ。

では、さっそく澤乃井櫛かんざし美術館をご紹介していきましょう。

常設約400点!日本の美を彩ってきた展示品の数々

館内は江戸時代の作品を集めた第一展示室、明治から昭和時代にかけての作品を集めた第二展示室、特別展示室に分かれ、4,000点の所蔵品から、常時約400点が時系列で展示されています。江戸から昭和にかけての形、材質の変遷が楽しめるほか、春は桜、夏は涼、秋は紅葉など、季節に合わせた展示替えが年4回行われるのもポイントです。

また、結い上げた黒髪をより魅力的に演出する櫛、かんざしをだけでなく、当時の女性風俗を偲ぶ衣装、身装品、生活用品も幅広く展示され、鑑賞の奥行を深めています。

では、収蔵品を詳しく見ていきましょう。

櫛(くし)とかんざし

日本女性の髪かざりは、大まかに櫛・かんざし・笄(こうがい)に分かれます。江戸時代に入り、女性のヘアスタイルが結い上げる髪型になったため、調髪、結髪の実用が高まり、そこに装飾的な美しさを求めるようになりました。素材は、木・べっこう・象牙・金銀・セルロイドと、時代や身分により実に多様。当時のあらゆる美術工芸手法を駆使した蒔絵・象嵌・彫刻・金銀細工となどの加工技術は、目を見張るものがありますよ。花鳥風月・人物・歴史・文学・芸能など、様々な事象を取り上げたデザインにも注目です。

目玉は、美術館のシンボルマーク・桜文様蒔絵櫛。桜の花をモチーフにした江戸後期の作品で、当時としては大胆で斬新なデザインとなっています。

また、スペイン、アメリカ、ボリビアなど、世界中から集められた櫛も鑑賞できますよ。

紅板

紅板とは、今でいうところのメーキャップパレット。携帯に適した意匠となっており、最上質の象牙にすばらしい細工がほどこされています。

筥迫(はこせこ)

懐紙入れから発達した、筥迫(はこせこ)は、武家の女性が主に用いていたものです。内容品は、懐紙、鏡、装飾小物などで、ビラカンが歩く度に揺れる、華やかなびらびら簪(かんざし)を挿すこともありました。

矢立て

矢立は中に筆と墨が入っている携帯用筆記用具です。ここでは、お公家さんが使っていた装飾用の蒔絵矢立を見ることができますよ。

その他

そのほかにも、江戸時代から昭和時代の女性を美しく飾った、小物や衣裳が展示されています。また櫛やかんざしが今に伝える、日本女性の髪型の変遷について、かつらを用いてわかりやすく紹介されています。女性たちの高い美意識に応えるべく、職人たちが技を競い合い、生み出された洗練された美の世界を楽しんでみてはいかがですか。

展示をゆっくりと鑑賞した後は、散策がおすすめ。建物の多摩川沿いには小さな庭園があり、多摩川の流れを楽しみながら、散策することができますよ。所々に椅子も設置されており、ゆったりとした時間が過ごせます。

美術館周辺は奥多摩の自然に囲まれた癒やしの世界

「澤乃井櫛かんざし美術館」がある青梅市は、東京都の"奥座敷"と言われる東京都の奥多摩地域にある市です。美しい自然に恵まれ、由緒ある史跡と豊かな文化財を持つ地域として全国的に知られています。
登山客に人気の高い御岳山や川乗山があるほか、四季折々の景観が楽しめる奥多摩湖や日本の名水百選に選ばれている清流・御岳渓谷などがあり、東京にいながら、自然が満喫できる観光スポットです。

澤乃井櫛かんざし美術館とあわせて楽しみたい周辺スポット

金剛寺

JR青梅駅から徒歩15分の場所にある金剛寺は、平将門が承平年間に創建したと伝わる真言宗の古刹です。ここの見どころは、将門が願いを託して庭に植えたとされる誓いの梅。この梅の木は、熟しても黄色くならず、実が落ちるまで青いことから、青梅(あおうめ)と名付けられ、青梅市という地名の由来になったと言われています。見ごろは3月中旬頃。境内には、如意輪観音像(重要文化財)、四脚門の表門などの文化財や枝垂れ桜もあります。

昭和レトロ商品博物館

青梅市の見どころは自然や寺院だけではありません。町おこしの一環で飾られた昭和の懐かしい映画看板をきっかけに、町中が昭和の雰囲気を味わえる場所になりました。
その中の1つが、昭和レトロ商品博物館。建物は大正末期に建てられた木造2階建ての家具店で、1階部分が展示スペースになっており、お菓子、飲み物、雑貨、文具、薬などの箱や外袋をはじめ、歴代のグリコのおまけや雑誌の付録などが所狭しと並んでいます。

また、青梅雪女伝説にちなんで、2階は雪おんなの部屋となっています。

お土産にもぴったりな可愛いグッズも販売

美術館のロビーにはミュージアムショップがあり、様々な小物や工芸品が販売されています。櫛・かんざしはもちろん、ピンやゴムなどちょっとしたお土産や来館の記念に最適な商品もラインナップ。ぜひ立ち寄ってみてください。

料金と割引クーポン情報

入館料

  • 一般600円(500円)
  • 学生500円(400円)
  • 小学生300円(200円)

※カッコ内は団体料金
※20名より団体料金を利用できます

入館料が最大100円OFF!アソビューチケットなら更にお得に

アソビューチケット限定で販売されている前売りチケットを利用すれば、入館料が100円OFFになり、澤乃井櫛かんざし美術館をよりお得に楽しめます。購入方法は、入館前にスマホでさっと購入するだけ。後は、受付でスマホを提示するだけで楽々入館できますよ。

アソビューチケット料金

  • 一般 600円→ 500 円(税込) 
  • 大学生・専門学校生以下 500 円(税込)
  • 小学生 300 円(税込)

【100円割引】澤乃井櫛 かんざし美術館の前売チケットはこちら!

アクセス

公共交通機関を利用する場合

  • JR青梅線沢井駅下車 徒歩約10分

※立川駅より青梅線青梅行きまたは奥多摩行きを利用してください。

車を利用する場合

  • 八王子ICから国道411号線で約60分
  • 圏央道青梅ICから青梅街道で約30分

駐車場も完備!

澤乃井櫛かんざし美術館は、駐車場も完備しています。収容台数も、普通車80台、バス8台となっており、団体で行かれる方も安心ですよ。

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